星山温泉 稲龍神山スポーツランド 神奈川県三浦郡葉山町下山口230 2012年1月12日 かつて葉山にあった秘湯。。

なんでも葉山なのに、辿り着くまでの道が分かり難くて、秘湯と呼ばれている廃墟みたいな温泉が在ると言う事なので。。

2012年1月12日となる、年が明けて間もない木曜日の休みに伺わせて貰ったんですよね。。

そうしましたら、2016年3月29日にその歴史に幕を閉じたらしいと言う事で。。

残念だったのですが、記憶にしっかり残っている処なので、記しておこうと想いましたね。。

それでこちらの温泉は、水曜定休でだいたい9時~17時が営業時間だと言う事だったんですが。。

訪れた当日は、営業されているのか確認はしたかったので、昼前くらいに電話したところ、自動音声で(本日は営業しております)と単純に繰り返すような声が聞こえました。。

そんなんで、やってて良かったと言う事で、向かわせて貰いましたね。。

後で振り返れば、訪れた先にもベニヤのボードに営業日のお知らせみたいなのは有りましたね。。

それでまあ葉山市なら同じ県内ですし、住まいから30kmくらいなものですから、比較的に手軽には向かえる場所でしたが。。

17時までと言う事なので、湘南辺りとかは混みそうな気もするので、14時前には出発しましたね。。

それで国道134号線の葉山大道のT字路みたいなのを曲がり、県道27号線を進みまして、水源地入口の信号を右折して行く感じでしたが。。

葉山って通り過ぎる事は有りますが、訪れた記憶が殆んどなくて、国道を曲がった先は初めての風景って感じでしたね。。

まあ葉山市は御用邸やらも在って、落ち着いた感じの印象ですが、とりあえず走ってると緑が多い丘陵地帯って感じに観えました。。

それで水源地入口の信号の先は、ワインディングしながら緩く下って行く感じで、下山川を越えて進んで行くと、微妙な十字路みたいなところに着くと。。

ここは左の坂を登って行く感じでしたが。。

まあ分かり難いと言う事で、ルートは事前に調べていたので迷う事は無かったですが、この辺りから分かり難そうな片鱗は観えましたかね。。

それで坂を進んで行くと、長閑な処だなって感じでしたかね。。

この辺りは葉山市の中心から外れた三浦半島の最高峰となる(大楠山 標高242m)に近い方面と言う感じで、近くには湘南国際村だとかゴルフ場も有りますが、静かな場所には観えましたね。。

距離的には水源地入口のバス亭から歩くと、星山温泉まで約20分くらいだとからしいですし、そんなに県道から入って遠くは無いんですがね。。

まあ徒歩で向かう場合は、先程の十字路から真っ直ぐのルートが起伏も少なく最短で、基本的にそっちらしいですがね。。

それで進んで行きますと、また微妙な変則5差路みたいなのが有ると。。

ここがなんだか普通に考えたら一番選択しなそうな、向かって奥の右の道を進んで行くと。。

分かり難いルートだと言う事でしたが。。

この5差路の道の選択が、秘湯にしている最大の要因にも想えましたね。。

それで5差路から降って行く感じで、微妙に細目の道を進んで行くと。。

民家も微妙に在って、垣根やらも有って、けっこう道は細目ですが拓けた感じでしたかね。。

そして進むと(葉山町指定重要文化財 星山の庚申塔)の手前に左折する道が有るので、曲がろうとすると。。

意外と奥まで道が続いてるもんだなあ、と言う感じでしたね。。

それで進もうとしましたが。。

けっこうな急坂で、アスファルトだし、排水溝とかも有るし、片側にはブロックガードみたいなのも有るけれど、先が観えないので躊躇しましたね。。

とりあえず道の反対にスペースが有るので坂を歩いて確認に行ってしまいました。。

そしたら降りた先で左折して道は続いてたので、車に戻って進んで行きましたね。。

さっきの5差路も鬼門ですが、ここも知らなければ降りるような道には観えなかったですね。。

そんなんで急坂を降りた先は、けっこう雑草なんかが繁ってて。。

今までより心細くはなりましたね。。

すると廃墟も含まれているような家屋が何軒か建っている場所に辿り着きますが。。

ここを左に曲がって、オフロードの道を更に進むと。。

どうもこの味の有る家屋が、星山温泉のオーナーと言うか管理人さんの住居だったらしいですかね。。

なんか管理塔も兼ねているとかで、通ると赤外線センサーみたいなのが反応して、温泉に着いて誰もいないと想ったらカブに乗って現れると言う話を聞きますが。。

まあこの時は先客みたいな人がいたし、その事には気付かなかったですね。。

それで道は先にも続いていますが、徒歩の最短ルートの場合は、この道を反対から来る感じだったらしいですね。。

それで左に曲がってオフロードを進んで行きますが。。

事前の調べが無ければ、進むのは躊躇われるような道ではありましたね。。

まあでも調べた通りには来てるので、道の間違いの心配は無いと言う事で、そう言った安心は有りましたけれどね。。

何だかベニアに書かれた手書きの看板も確認できましたしね。。

そして大した距離でも無かったですが、進んで行きますと。。

星山温泉の手前の広場みたいな、駐車場と呼べる場所が観えてきますが。。

この最後の登りが急だし狭まってるしで、危なく観えましたかね。。

しかし先客のワンボックスみたいなのが駐車しているのが見えましたから、強行突破しましたね。。

その車が見えなければ、ここまで車で乗り上げて来なかったかも知れませんね。。

なんか後でオーナーさんに聞いたら、少し下の広場みたいなスペースに車を駐車すればいいと言ってましたしね。。

それでやっと着いたと言った感じでしたが。。

手前の広いスペースの先には廃墟になった資材置き場みたいな光景が広がっていたと。。

何か先ほど見えた車は、一人で来ていた常連の女性客の方のだったみたいで、髪をタオルでゴシゴシと拭いて、車に乗って帰って行きましたね。。

どうやらカブも止まっていて、オーナーさんもいるみたいでしたね。。

それで車を降りてフラフラ辺りを観渡したりしていたら、オーナーさんが近付いて来て、温泉に入りに来たのかを聞いてこられたので、その旨を伝えましたね。。

話には聞いていましたが、愛想の良い楽しそうな人って感じで、名前は新倉さんだと言う事ですね。。

だいたい調べて分かっていたのですが、とりあえず料金は45分の貸切りシステムで500円だと。。

それで先客さんがもう1人いて、今入ったところだからもう少し待つと。。

それで後で浴室を見てから入るか決めてとか言われますが、入るに決まってるので待つ事にすると。。

それでまあ着いてすぐに入るのも味気ないし、こちらで昼でも食べようとコンビニでパンと飲み物を買ってきてたので、施設の一番手前にあるテーブルと椅子にそれを広げて、予定通りに一息つくと。。

何だかこの分かり難い場所のプライベート感も良いし、晴れていて冬なのに温かくて、快適には過ごせたので良かったですね。。

それで新倉さんとはよく覚えてないけれど、色々話をしましたね。。

そしてこちらの温泉には、どうも2つの浴室が有ったらしいと。。

片方はポリエステル性の浴槽で、石油ボイラーで加熱するタイプ。。

もう片方はステンレス性の浴槽で薪を使って加熱するタイプだと。。

それで石油ボイラーの方は調子が悪くなって駄目そうだとかで、薪で加熱するタイプしか入れず、先客の為に新倉さんは加熱作業をコツコツとこなしていましたね。。

僕は新倉さんの邪魔にならないように付き添いながら、回りの風景なんかを観察したりしました。。

それでこちらは僕がよく観た感じだと、広場の奥のバラックの廃墟みたいなのが点在する先は、鬱蒼としたスギの森林となる感じでしたが。。

三方が斜面に囲まれた緩いカール地形と言う感じで、やはり程好い広さとプライベート感が有って、秘湯空間としては良い地形だとは想いましたね。。

そんなんで新倉さんは入浴している先客さんの為に薪を燃やしたりしていましたが。。

元々薪の加熱の方が、お湯が軟らかいだとか、よく温まるだとか言われて人気があったので、石油ボイラーの方が無くても、待ち時間以外には問題は発生しなそうな感じでしたね。。

しかし45分の貸切りで、朝は9時からかと想いましたが、どうも10時くらいらしいし。。

そうなると17時まで営業して、1時間に1人の計算だとしても、売上は3500円にしかならないので、経営的には苦しいのかなとは想いましたね。。

まあそんな事は気にしないで営業してらっしゃるんでしょうがね。。

広場の車を駐車した反対側には、加熱する為に使うのか何なのかの廃材が、たくさん積み重なっていましたね。。

建築業者から要らない廃材を貰ってたとか引き取ってたとか、知り合いとかが持ってきてくれるだとか、色々と言ってらしたような気がしましたが。。

燃えない物を投棄されても困るみたいな看板も有りましたし、そんな事も言ってたような気がしましたね。。

台風で屋根に木が倒れて崩壊してしまった建物とかはこれなのか何なのか分かりませんが、その倒れた木とかは薪にしたんでしょうかね?

この辺りはスギ林って事なので、スギは割れやすく火を焚きやすいらしいので、この山の所有者なんだし適度に伐採とかすれば、燃料には困らないとか想いましたが。。

身体が持たないような事を言ってらしたし、伐ったり乾燥させたりは面倒なんでしょうね。。

そうなると放置している感じだし、埃は凄そうだし、花粉とかはけっこう飛ぶのかも知れませんね。。

まあ僕はいっこうに構いませんでしたがね。。

新倉さんは薪を運んだりで動いてましたが。。

ここで薪割りとか少しはやってそうでしたね。。

それでこちらの温泉は(稲龍(いりゅう)神山スポーツランド) と言う関係無さそうな冠名が付いてますが。。

要はこちらは、元々は新倉さんの御父様だかが、1970年代のブームに乗って、セルフメイド的なフィールドアスレチックを中心としたスポーツランドを創ったのが、始まりだったらしいと。。

何でもスポーツランドには、トランポリン、空中滑車、アーチェリー場、卓球場、釣り堀の池、カラオケ店、バーベキュー場、斜面を登るロープやら色々と有って。。

森の中にはたくさんの手創りの遊具が点在し、最盛期には日に何百人も訪れていたらしいと。。

それで僕は通って無いので観てはいませんが、徒歩ルートの方には、バラック小屋に施設名や注意事項と共に(新倉国二郎 夢男)とか書かれた看板が残っているらしいと。。

その横にはプラスチックとかを素材にした赤鳥居の穴守稲荷神社とかも在るらしいですね。。

まあそれで、今の温泉のオーナーとなる新倉さんは、その国二郎さんの息子さんの強二郎さんと言う事なのかとは想いましたが。。

御父様はどうもかなりバイタリティーがある奇人タイプの方だったのかとは想いましたね。。。

それで薪が燃えてるのを裏に回って観ていたりしましたが。。

こう考えますと、お客さんが来る度に薪を運んだり燃やしたり大変かも知れませんね。。

どうも石油ボイラーの沸かし湯ならば、沸かすのが楽だし、すぐに入れるとからしいから、それがそっちの利点だったんでしょうね。。

それでこちらの温泉は、どうも御父様が趣味で始めたカラオケ店の客を楽しませる為にだとかで、 天の啓示を受けたんだか分かりませんが、周囲の心配をよそに、必ずでるとかの一念で掘削工事をして、一発だかで掘り当てたらしいと。。

アスレチックとかも御父様が中心となって、息子さんである新倉さんと共に手作業で創っていったらしいですが。。

そのアスレチックとかのブームが去って斜陽を向かえた頃の、平成元年となる1989年の終わり辺りに、温泉は始めたらしいと言う事で。。

その後は温泉の経営だけになって行き、1990年代中程に御父様が亡くなられてからは、新倉さんが一人で管理してきたらしいと。。

そんなんで、そのアスレチック施設も利用してみたかったとは想いましたね。。

そんなんで新倉さんが薪を焚いたりしている最中に。。

それらのバラック小屋やら廃材やらの真ん中を通る通路と言う感じの道を通って、駐車した場所から奥に進みますと。。

幾つかの建物が建っていると言うか残っている中心になる、小広場みたいな場所になりますね。。

向かって左奥側に、その昔営業されていたカラオケやらをする宴会場みたいな建物跡が残っていると。。

なんかでも以前にアスレチックを営業していた頃は、今回車を駐車した場所よりもっと下の方に大きな駐車場があったらしいですね。。

それで温泉だけの営業になった為に、後に新倉さんがここまでの道を造ったとからしいですね。。

だから施設は今回車を駐車した場所より下にも広がっていたと言う事でしょうから。。

最後のオフロードの道が脆そうなのも仕方ないところだったんでしょうね。。

そうなるとこの辺りは、以前の施設だった時は、少しは駐車場から歩く距離になってた感じなんですかね。。

まあせいぜい100m強かそれくらいかも知れませんけれどね。。

そんな事で、とりあえず建物の中とかには好きに入っていいらしいので、観させて貰う事にしましたね。。

それで中を観ると。。

紅白の横断幕みたいなのが飾られたステージに、炬燵や冷蔵庫やら食器やらが、色々と埃を被りまくって放置されてる感じの景観でしたね。。

けっこう段差がきつく、反バリアフリー的な造りでしたが、もう完全に廃墟と言った趣でしたね。。

まあでも営業されてた頃は、こんな森林の中と言える静かそうな場所で、カラオケとかで盛り上がっていたら楽しかったんじゃないかとは想いましたよ。。

それに回りに民家も何もないから、音の苦情とか有る訳が無さそうだし、防音の設備も要らなかったんでしょうからね。。

でも酒が入ると色々とトラブルも有ったらしいし、飲酒運転とかも多かったんじゃないですかね。。

それでなんだか壁とかには、やたらと格言めいた言葉が書かれている、板みたいなのが掲げられていましたね。。

こちらの建物の外にもたくさんの言葉が書かれていましたが、細かく見えて、殆んど読んではないですけれどね。。

新倉さんの御父様だかが書き残したものなんでしょうが、信神深く、スピリチュアルな人だったと言う事らしいですからね。。

なんだか1度は会ってみたかったとは想いましたよ。。

そんなんでカラオケの宴会場は出ましたが、向かって来た場合のその手前にも、まだ形を残した小屋が有りまして覗いてみましたね。。

どうもこちらは、常連の3組のお客さんご夫婦と大工の人だかが、 廃材を利用して勝手に建てた小屋だとか言う話ですが、。。

何かずっと聴こえているなと想ったら、こちらの小屋の中に置いてあるラジオが流れていたらしいと。。

ストーブやらも置いて有るし、こちらは雨風や寒さを凌がなくてはいけない時の為の小屋と言う感じに観えましたね。。

まあ今回は真冬と言っても晴天で暖かかったので、必要なかったですけれどね。。

一番まともと言っても、埃りっぽいし湿気っぽいし、よっぽど天候が悪くない限り、入っていたいとは想わない感じでしたからね。。

そんなんでここで新倉さんに呼ばれて、ついに温泉に入る時が来ましたと。。

何だかんだで温泉小屋は、位置的には駐車場所から最も近そうな、向かって手前右となる、ブルーシートとかで覆われたりもしている小屋となりますが。。

けっきょく僕がこの時に訪れた時に観たのは、このなんとか形を留めている3つの建物だけでしたね。。

しかしどうも調べると、カラオケをやる宴会場とかの奥の山側の方に(稲龍大観音大明神 イリカ鉱水)と書かれた源泉井戸が在って、その先には観音様やら龍神様やらが祀られている社祠みたいなのが2つだか在ったらしいと。。

これは観たのかのも知れないけれど、ノーチェックでしたね。。

まあでもそっちの方から源泉を引いていると言う事だったんですね。。

それで温泉の扉の横手前は、食器も雑然と置きっぱなしにされた、劣悪環境の飯場に有るような炊事場と言ったものが観られましたが。。

埃が被ってるし、使用されて無いって言う話だから、確認してませんが、そうなんでしょうね。。

それでトイレに関しては、意外と綺麗な水洗のが有ったらしいですが、行く事は無かったので、これも何処に有るのか僕には記憶に無いですね。。

それでこちらが浴室の入口となりますが、ガタガタになった引き戸となっていると。。

石油ボイラータイプの浴室の入口は、手前横に並列されていると言う事ですが、この時はボロボロなので、戸に気付かなかったと想いますね。。

しかしどうも前に入浴したお客さんが出た後に、浴槽の湯を軽く入れ替えたりして温度や量を確認し、室内の整理整頓とかも軽くしてくれてるらしいですが。。

更に薪もこの後に焚いたりするので、500円じゃ営業している方は、確かに割りに合わなそうだなとは想いましたね。。

それでこちらの源泉は、開業当初に掘削した100mの源泉と、その後に掘削した50mの源泉が有ると言う事らしいですが。。

2011年の震災の時に50m掘削した源泉は状態が悪くなり、今は100m掘削した方を使っているらしいと。。

源泉はポンプアップして井戸から汲み上げてるって事らしいですが、こちらの状況を観ると、揚湯設備のランニングコストとかはそんなに掛かってないと言う事なんですよね?

回りの廃墟感を観ると、耐用年数や寿命なんかも気になりますが、詳しい状況も分からないですから、何とも言えませんね。。

引き戸を開けると情報通りのステンレス性の家庭用サイズの浴槽が観えましたね。。

ステンレスは耐久性に優れていて、傷も臭いも汚れも付き難いので、いい選択なのかも知れませんね。。

それでこの時も連れと2人で訪れていたのですが。。

2人でも入れるらしいですが、サイズから言っても一人づつで入らせて貰う事ににしました。。

後にお客さんもいませんでしたからね。。

それでこの時は連れが先に入りまして、軽く温まる程度で20分くらいで出てきたので。。

僕はその後に、片付けやら準備は要らないと言う感じで、連続で入らせて貰いましたね。。

まあ僕は所持品は少なく、タオルだけ大小1枚づつと言う感じで入って行きましたけれどね。。

そして内部に入ると、とりあえず手前のコンパクトな脱衣場には、脱衣カゴ2つとボロボロの扇風機と時計が有りましたと。。

何だか床にはマットが敷いてあって、角材を積んだような椅子も有ると言う感じで、とりあえずコンパクトに必要そうな物は整っているかとは想いましたね。。

この時は真冬ですし扇風機は必要なかったですが、時計なんかは時間が決まっているので必要でしょうしね。。

それで他にお客さんはいなくなりましたし、鍵がどうだったかは覚えてませんが、入浴中/空、の札は入浴中にして湯舟に向かいましたね。。

こうして入って行くと、外は建物と言える状態じゃ無いようにも観えましたが。。

狭いですが灯りなんかも点いて、板張りの床に温泉水が染み付いていて、ステンレスの浴槽は違和感が有りますが、湯治湯なんかでは在りそうなレベルくらいの鄙びた雰囲気にも観えましたかね。。

モウモウとした密封空間のようで、木と硫黄の匂いが微かにする感じだったかと。。

まあこれだと埃なんかは付かないだろうし、ここだけは入浴客の為に使えるようにしてるんですからね。。

左右には絵が掛けられている感じでしたが、片方はゴッホの星月夜を連想させるような絵で印象に残っていますね。。

尖り帽子タイプの旧鎌倉駅の時計台とは形が違うかと想いましたが。。

ポスト印象派的に観えたと言う事ですし、空想なのか何なのか分かりませんでしたね。。

それで反対側の絵を観ると、岩が点在する海岸の先に富士山が聳え、江ノ島やらヨットやらも描き込まれていると。。

どうもこれは近所の森戸海岸辺りからの風景をベースに描かれたものらしいですね。。

そしてこれらの銭湯の絵のようなものは、国二郎さんの兄が描かれた絵らしいですと。

何だか歴史を感じるところですかね。。

それで絵はいいとして、こちらには洗い場も鏡が設置されていてコンパクトに1人分有りまして、石鹸なんかは備え付けられていて、桶やら椅子やら湯かき棒みたいなのも有ると。。

でもまあこの時はシャンプーを持ってきて髪を洗うとか、そんな事は考えずに、ただこちらに訪れて温泉に入りたかったと言うだけでしたから、さっさと身体を流して入りましたね。。

それでどうもこちらの泉温は、話によると16.8度だとかで、冷鉱泉と言った感じらしいですが、薪で加熱された湯舟は入る前にかなり熱くなってるらしいと。。

だから入る前に予めバケツなんかに溜められている冷鉱泉を注いで埋めるだとか、源泉100%の冷鉱泉が出てくる蛇口を捻ってどんどん埋めるだとか言われているみたいですが。。

まあでもこの時は、連れが先に入った直後だったので、湯加減は少し熱いかなぐらいの状態で済んでくれましたね。。

まあそれでゆっくり浸かろうかと言う感じでしたが。。

何だかこちらは、建物やら設備はあれだけど、泉質の方はやたらと入浴された人には好評ですよね。。

それで僕は、こちらを訪れたこの時には、その外観が何より気になっていて、泉質の事は余り気にかけないで訪れたのですが。。

やはり入ったら訪れた方達が言うように、独特のヌルヌルした感触が有って良かったと想いましたし、連れも同じように良いって言ってました。。

最初に入るまではステンレスの浴槽だしで、普通の水道水を入れているような印象がしましたけれど、入って明らかにただの水とは違うって分かりましたからね。。

こちらは焚いて熱くなった湯を埋める為にも、蛇口から冷鉱泉をドボドボ流し続ける事になり、動力揚湯から直の源泉100%のかけ流しに近いような濃い湯を楽しめると言う事になっているらしいですからね。。

それで僕も最初は前述通り、連れが出た直後だから熱くなかったんですけれど。。

外で新倉さんが薪を焚いてくれているのか、蛇口側となる浴槽の穴から熱いお湯が漂ってくる感じで、段々と温度が上昇してくる感じとなりました。。

だからそっち側を背にすると火傷しないかと心配になり、必然と入口側に背を向けて入浴する体勢にはなりましたが。。

途中からは、水は大切にとか書いてあるけれど、僕もかなり冷鉱泉を出してオーバーフローさせた結果になりましたからね。。

そんなんで僕もけっこう長湯は出来ないタイプですし、20分くらいで出ちゃった感じだったかも知れませんが。。

温度には満足させて貰いましたね。。

そんなんでけっこう温まった感じで外に出まして、こちらの温泉の泉質の事とかを考えましたが。。

こちらの温泉はけっきょく金が掛かるから正式な温泉の分析表がないとか、 正式に温泉登録していないとか言われていますが、どうなんですかね?

どうも調べますと何だか行政手続きとかは曖昧そうですね。。

まあでも温泉は効能とか成分とかはどこも曖昧そうだし、そう言った事は僕はよく分からないし、気持ちよく入れたらそれでいいんですけれどね。。

そんなんで細かい分析表とかじゃなくて、とりあえずよく分かりませんが、星山温泉はこんなものかと何となくまとめますと。。

アルカリ性単純冷鉱泉・硫黄泉/ナトリウム 炭酸水素塩・塩化物泉冷鉱泉 /pH9.6/湧出量7L/分

泉温/16.8℃/ほぼ無色透明~微黄色/ 微かに硫化水素臭有り/ 100m掘削 動力揚湯/源泉100%

と言った感じでしたね。。

それで温泉とは地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気、その他のガス(炭酸水素を主成分とする天然ガスを除く)で、湧出口での温度が摂氏25度以上のものか、鉱水1kgの中に定められた量以上の物質が含まれるものである。。

と言う事ですから、よく分かりませんがこちらは冷鉱泉だけれど定められた物質が必要量以上に入っているから温泉だって事でいいんでしょうね。。

それで多分、こちらに付けられているイリカ鉱水と言うのは(稲龍神山 イリュウカミヤマ)の名称を略してただ勝手に命名した鉱泉名だと言う事なんですよね?

あまり温泉の種類や成分に関しては詳しくないので、何かそういった種類の鉱泉が有るのかとも想ってしまったんですがね。。

まあとりあえず正式に温泉なのかよく分からないけれど名湯だでいいって事ですね。。

それで外に出ましたら、新倉さんが出たすぐ先の中央の広間のブロックの囲いの場所で、焚き火を始めましたね。。

まあ炊事場の跡も有るから、以前はバーベキューとかをしてた場所だったのかは分かりませんが、ちょうど夕暮れ時に差し掛かってきて肌寒くもなる時間なので良かったですね。。

それで先程の続きとなりますが。。

どうもやはりこちらは保健所なんかに指導や警告を散々受けてきたみたいですね。。

廃材を燃やしたりとかは産業廃棄物にもなるから薪を燃やしてとかで、個人の土地で勝手にやってる範囲に扱われるところもあって、甘く見てくれたところもあるらしいですが。。

やはり勝手に火を燃やすとかは良くないらしく、勧告もキツくなり、閉鎖へと向かって行ったところもあるらしいと。。

それで一般的な温泉経営の法律なんかはどうなのかと想いましたら。。

2007年くらいに、温泉の偽装問題やら爆発事故などを契機として、10年毎の温泉分析書の提出やら表記やら許可制度の強化みたいなのか行われたので。。

その辺りの温泉法やら特殊公衆浴場の許可やらの事が問題になったのかとも想ったりしましたね。。

こうした事を確りやっていると、金も掛かるし、この様な姿の温泉を営業して行くのは難しかったと言う事も有ったのかと想ったりしましたが、残念なところですね。。

まあつまらない話ですが、この時は焚き火の炎がみるみると燃え上がって来たりしましたね。。

そんなんで焚き火なんて久しく観てもいないので堪能しながら眺めていましたが。。

振り返りますと、この星山温泉のヌルヌルしたお湯の感触として連想する過去に訪れた温泉としましては。。

山梨県の南アルプス方面に在る奈良田温泉に類似性を感じたりしましたかね。。

こちらは低張性アルカリ高温泉と言う事で、 泉温は違うけど似てそうな感じですかね。。

昔の事ですから、分かりませんけどね。。

それと薪を使った温泉と言えば、東京都の最高峰でもある(雲取山 2017m)の山腹にある温泉付きの山小屋の(三条の湯)を想い浮かべたりしましたが。。

これはただ薪を使った温泉って殆んど入った記憶が無いだけでかも知れないとかも想いました。。

そんな事を考えながら焚き火を観ていましたが。。

何だか新倉さんは、いらない木材とか燃やしたいとかでどんどん木材を燃やしていたような気がしましたね。。

それで1月だし陽が沈む時間も早くて、だんだんと暗くなって来てましたら。。

16時半過ぎになって、年輩のご夫婦と見受けられるお客さんがやって来られて、何だか入って行くみたいになりましたね。。

それで休憩室とかは灯りが点いたりして、他にも電灯が点いたりもするんだと想いながら。。

そのお客さんとかも混じって話をしながら焚き火を観つめていましたね。。

何だか小学生の頃に宿泊学習とかでやったキャンプファイヤーみたいで楽しかったですね。。

そんなんでもう17時を過ぎてきて、回りは真っ暗になった感じでした。。

年配のご夫婦みたいなお客さんも一人づつ入浴されるみたいで、何を話したかは覚えていないけれど、皆で焚き火を観ながら世間話を楽しみましたよ。。

もう回りはこのボロボロの施設以外は何もない自然の中と言った趣でしたが。。

こちらはリスがよく現れるようなところで、タヌキやキツツキなんかも観られて、スズメバチの巣に悩まされたりもしたらしいですね。。

過去には葉山町の名産である椎茸の原木を、この山で伐採していた事もあったらしいと。。

しかしどうもこの小山の反対側は皇室の葉山御用邸だそうで 。。

少し先には湘南に続く海岸やら葉山の街がある中で、こうして近いんだけど訪れ難い隠れ家みたいな場所で焚き火をしているなんて感慨深かったですね。。

それで楽しいから木材やらを燃やす係りを僕にやらせて貰って楽しみ続けましたね。。

けっきょく時間としては、18時は優に回っていたと想いましたよ。。

そんなんで散々焚き火を楽しんだ後に帰宅する事になりましたね。。

真っ暗な駐車場所に向かって歩いて行きました。。

何だかこの真っ暗な中で、来たときの微妙な細い道を帰って行くのも怪しくて楽しかったですね。。

何だか温泉も良かったけれど、このボロボロの地でやった焚き火が何より想い出に残ったかなと言う感じで帰って行きました。。

それでその後にまた訪れたいと想ったのですが。。

後の冬に来てみたら雪でやってなかったりして、この時が星山温泉を訪れた最初で最後の時になってしまいましたね。。

2016年3月29日で営業終了と言う事で。。

行政の問題も有ったでしょうし。。

新倉さんも膝を痛めたとか、今後は年金で細々とゆっくり過ごして行くとかで、疲れも有ったんでしょうね。。

しかしどうも、こちらの温泉の方は残している木材とかで自分でたまに入るような話なので。。

誰もいないあの場所で、たまに一人で温泉を楽しんでいるのかも知れないと想ったりしました。。

僕としては、そんなに遠くなかったんだから、もたもたしてないでまた行けば良かったと想いながら。。

そうは言ってもなかなか行かなかったりするもんだよなあと考えながら。。

いい想い出を有り難うと言ったところでしたね。。

最後に。。

そんな事で、こちらはけっきょくこの時の1度しか訪れられませんでしたが、住まいから30kmくらいの処に、この様な魅力的な温泉施設が在るなんて有り難いところですし、閉業してしまったのは非常に残念なところでしたね。。

まあ回りの廃墟を伴う雑然とした外観やら創りは、賛否分かれるところかと想われますが、温泉の泉質はかなり評判が良かったみたいですからね。。

近いくせして辿り着き難い秘湯感が有ると言う、都合良いところもありますし。。

僕としてはこちらには、予定が無い休みの日に弁当かなんか持って何となく訪れて、森林浴でも楽しみながら温泉に入ってゆっくり出来たら良かったなとは想いましたよ。。

そんなんで、ぼろ湯の秘湯が好きな方や、泉質に拘る人には、お勧めの温泉だったのですが、残念なところですね。。

そんなんで、こちら(稲龍神山スポーツランド)は、フィールドアスレチックのブームに乗って創られた施設が終わりを告げて、温泉地へと変貌を遂げた場所であったと。。

そして温泉を始めた頃の入浴料は200円だったと言うように、その残骸と共に利益を求めずに続けて来た温泉地となりましたと。。

その永い40年以上の歴史は一旦幕を閉じたと言う事ですが。。

その間にずっと(稲龍神山スポーツランド)と言う名称は消さずに有り続けたと言う事ですね。。

それでこちらの温泉に入浴した際に貰った補助券はその名称だけでなく。。

出生する子供の名前をボランティアで鑑定したりしていた哲理姓名鑑定士の肩書きと共に。。

創業者の新倉国二朗さんの名前が刻まれていますね。。

その補助券を僕はもちろんまだ持っています。。

10枚集めたら1回サービスで入浴出来ると言う事ですからね。。

そんなんで記念と言うよりも、そのうち補助券を10枚集めて使える日が来ないかなあと想いながら。。

大切に保管しておこうと言う事で、終わらせて頂きたいと想います。

もう閉業しましたが。。

神奈川県三浦郡葉山町下山口230

営業時間:午前10時から午後5時 水曜定休

電話 0468-78-837