大釜の滝 直瀑 落差20m 徳島県那賀郡那賀町沢谷 2012年3月15日 日本の滝100選掲載順カウントアップ9/100

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初めての四国旅行で先ずは徳島県の「雨乞いの滝」を観てその後に向かいましたのは、同じ徳島県で雲早山の西側に源を発する那賀川の支流であります沢谷川上流の釜ヶ谷川にかかる「大釜の滝」となりました。

徳島港から国道438号で山間部の神山町に在る「雨乞いの滝」に向かい観光後に更に奥へと国道438号を走る感じでしたね。。

そうすると国道193号に交わり土須峠を越えて南下すれば釜谷峡と呼ばれる狭い渓谷に辿り着きそこに「大釜の滝」はある。。

「雨乞いの滝」滝からナビで24kmだったかですから100選滝を連続訪問するには近いですね。。

しかし四国の内陸の山岳地帯を走る道は何処も国道を含めて其れなりに険しそうで、特にこの道は国道でも酷道193(イクサ)号とも呼ばれ厳しい道らしいですねぇ。。

しかも釜谷峡付近は国道の指定からも外されているらしいがそんなに酷いのかな?

どんなに凄い道かと想いながら気を引き締めて向かうと。。

土須峠辺りはそれどころじゃない雪でしたね。。

ここは氷生ヶ滝が道路脇に流れる場所ですが予想外でしたわ。。

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四国はなんとなく雪は降らないだろうと。。況してや3月半ば過ぎればとか考えていてちゃんと調べないで安直に考え過ぎもいいところでしたね。。

調べればスキー場も有るし本格的に積もってるじゃないですか。。

しかし友人の車は何故だかスタットレスタイヤを履いていて大丈夫でしたね。。

あまり運転しないのにたまにスキーには行くのが良かったですね。。

そうしたら雲早隧道の入口で反対から来た車がノーマルタイヤで立ち往生してるじゃないですか。。

トンネル入り口を塞いで通れないし。。と言うより勿論当たり前に手助けさせてもらい引き返して貰いました。。

しかし土須峠は標高930mで大釜の滝は標高620mと標高を下げたためか「大釜の滝」は全く積雪は有りませんでしたね。。

今回は神山町方面から向かい国道193を南下する感じでしたが、滝の看板と印象的な昭和36年竣工で後に少し高さを増した素堀トンネルが有る事を事前の調べで分かっていましたのでそれを目印に向かいましたね。。

道は一本道と言えますし迷いようが有りませんでしたね。。

とりあえず素堀トンネルの手前の膨らんだスペースに車を停められると言う事でそこに車を停めましたね。。

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道は土須峠を越えて剣山スーパー林道入り口を越えて巨石が転がる釜ヶ谷峡谷に沿って進む感じでしたが雪道を過ぎたせいか安心して通れましたね。。

酷道とは言いますが。。

やはり国道としては厳しい道と言う事で、舗装されていますし林道は沢山運転して来てますので別に問題なかったですね。。

この区間は国道では無いらしいですが。。

それよりやはり酷道が雪道になってるエリアが無性に心配でしたからね。。

通常のコンディションの林道くらいなら問題ない感じでしたね。。

しかし車を停めた場所が落石ネットも無いオーバーハングした岩壁でいつパラパラと石が落ちてくるか分からない場所でしたから。。

友人に車を出して貰った手前心配になりましたね。。

回りを100mの断崖絶壁が囲むとはこの事かと想いましたよ。。

その後とりあえず土須峠方面から来ましたから過ぎた先の駐車スペースに車を停める事になりました赤い柵が目立つ看板付きの展望台から滝を観ましたね。。

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車道からもよく観えますな。。

まだ新緑にも早く枯れ枯れの状態ですが。。これはこれで味があると。。

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展望台を過ぎて少し先に峡谷に降りて行くコンクリートの急階段が有りますね。。

凍結してたら注意ですが問題なかったですね。。

よっぽど先程の「雨乞いの滝」の遊歩道の方が滑って怖かったですね。

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こう考えると素堀のトンネルは各地の林道などでよく見掛けますが、このような滝や峡谷を観賞する処にはコンクリートのトンネルより素堀のトンネルの方が映えて良いですね。。

せっかくだから建て替えるなら階段は石段に手摺は丸太にしませんかね。。

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緩く曲がってストレートに降りる階段を使い川底に降り立ちますね。。

「大釜の滝」は対岸の少し上流になりますが近い距離ですね。。

よく観れば対岸では無いですね。。

折れた流れが一瞬そう想わせますわ。。

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下流などを観ますと水は青く綺麗ですな。。

巨石が転がり両岸の岩壁は侵食された跡が伺える感じですが、車を走らせて眺めて来た滝の上流の景観よりはここから観える滝の下流の景観は比較的に穏やかな方ですね。。

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降りた場所は峡谷の底と言える場所ですから岩場のそんなに余裕のあるスペースではない感じになりますが、斜め前方に「大釜の滝」とその回りの景観が観える感じになりますね。。

でも観瀑台を設置するのは美観を損ねるのでこれで良いでしょうね。。

滝壺は15mと徳島県の滝で最も深く大蛇が住むと言う伝説が有りますが。。滝壺が其れなりに深い滝にはこの手の話は付き物ですね。。

この話を聞くと100選の他の滝で言えば同じ15mの深さの滝壺である伊豆半島の「浄蓮の滝」が想い浮かびましたね。

「浄蓮の滝」の方が観光化されていますがこちらは女郎蜘蛛が住む伝説が有りますね。

深い滝壺はエメラルドグリーンでもなく青でもなく紺碧となる。。

違いも多々ありますが滝の大きさや滝壺の深さや色には共通するところが僕には伺えました。。

滝の大きさに対して滝壺が深い滝なら他の100選滝で言えば三重県の「赤目四十八滝」の滝群が想い浮かびますが、やはり滝壺は深い方が奥ゆかしくて好きですね。。

滝壺を創る要因には落ちる水量や形状や岩床の固さやら様々な複合的な理由が挙げられるかと想いますが、水落下の限界速度を越えない適度な高さから勢い良く落ちる滝が深い滝壺を創り易いと想えるところですかね。。

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よく聞かれる「大釜の滝」の右横に現在流れている滝壺と同じような形を創っている釜は以前はこちらに滝が落ちていた跡だと言う事ですが、それだけこの地は水流による地形の変化が激しいと言う事なのでしょうかね。。

そしてそこに水平に引っ掛かっている流木は増水時の水嵩を物語ると言われますね。。

2005年の合併により那賀町の一部となった旧木頭村に在るこの地辺りは徳島県でも最も降水量が多い地域と言う話らしいですから水増した時は凄いのでしょうね。。

確かにその通りに流木が引っ掛かってる引っ掛かってる。。

滝の落ち口から上流部分や滝下の回りの景観を観ると釜だか甌穴だか淵だか滝壺だか分からない混同するような空洞的な空間を創っている感じがしましたね。。

上流や下流の川幅は広いのにこの「大釜の滝」の部分では左岸の岩壁が迫って狭まり流れが集約される為に水に力が加わり岩を削り易いのかもしれませんね。。

人によっては美しくも禍々しくも観えるであろうこの景観と成りますが僕にはどちらにも想えましたね。。

車道から直ぐに観れる滝はいまいちなんですが、前述した要素を含めた滝の迫力と美しさを兼ね揃えた景観は100選の滝の中でも好みではありましたね。。

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四国は日本最大の断層である中央構造線が分かりやすく北寄りに南北を四国山地で分断し、瀬戸内海側は温暖小雨ですが太平洋側は高温多雨で梅雨や台風時期の水害が多発するらしいですね。。

更に四国山地は関門海峡を抜けてきた寒気が温暖な瀬戸内海から立ち昇る水蒸気を凍らせて四国山地にぶつかるために積雪が多いと言う事で。。今回は正にそれを体感しましたわ。。

この滝は道沿いに有り直ぐに観れる手軽な観光滝として帰りましたが。。歩きは直ぐだが交通が厳しい滝だと言う事なんでしょうね。。

土砂崩れで通行止めなんて事も可能性が有りますし。。

観光滝と言ってもバスは走って無さそうだし駐車場はまともに無いし観光客が溢れようにも車を停めるのが大変でと色々考えてしまいましたね。。

そしてこの話も滝の多い日本なら各地でよく聞きますが。。

木頭村も100を越える滝が在る滝の宝庫らしいですしこの「大釜の滝」も
良いですがこのエリアには探せば観光滝として100選に選べる滝が他にも沢山在るかなと想い観光を続けました。。

例えばこの後に徳島県道16号で上勝町にある慈眼寺に鍾乳洞をめぐる穴禅定をしたくて向かいましたが、その地に在った灌頂ヶ滝(かんちょうがたき)は水量が少ないですがまたそれも良しで印象深かったですね。。

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しかし慈眼寺では団体客が前にいまして残念ながら穴禅定は待ちが長くて体験できなくなり、峠の讃岐うどん屋さんで昼食をとった後に四国山地を彷徨うように進むと、また豪雪状態でありまして緊張状態を強いられながらなんとか祖谷温泉方面に向かいました。。

急峻な四国の山岳地帯を体感出来た1日になりましたねぇ。。

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最後に。。

滝と回りの景観はとても良かったと想いますが、車道から降りて直ぐに観える滝はサッと観て終わりになってしまい眠さと寒さも有りましたが個人的に印象が薄くなりやすかったですね。。

しかし車窓から観れる巨石と断崖を伴う景観は中々のものなかと想われます。。

考えると他にも候補になる滝が在りそうな中で、駐車場も売店も寺院仏閣も無いこの滝を100選に選んだのは利権的な要素の無い純粋な評価で選んだ滝と言えるのかと想いましたがね。。

利権を考えるなら近くに在る駐車場有りの「轟きの滝」を100選にすれば都合良さそうに想えますしね。。

しかしとりあえずこの「大釜の滝」自体は100選に入る滝としては問題の無い良い滝だとは想います。。

ただこの四国と言うエリアで考えた場合は他の100選の滝にも言えますが選ばれない滝にも良い滝は在るだろうし何が100選に選ばれるとか微妙で答えが出ないと言う事です。。

まあ。。各地何処でも言える事かと想いますが。。

でも愛媛県の「御来光の滝」は別格に良さそうな気がしますがどうなんだろうか。。

だがよくよく考えたら100選に選ばれ無い方が良い状況を保てるのは定説で、選ばれ無い滝で100滝を選んだ方が良い滝は集まるだろうと想えるに至る確認が出来たエリアの1つでしたね。。

そう色々と考えられるほど「大釜の滝」は良さも有る滝で四国は良いエリアであったで終わりたいと想います。。

徳島県那賀郡那賀町沢谷
駐車場無し 素掘りトンネルの手前の2~3台分スペースに駐車
問合せ 那賀町木沢支所 0884-65-2111