平湯大滝 公称落差64m幅6m 2001年11月16日 2005年6月16日 2017年5月18日 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯 日本の滝100選掲載順カウントアップ29/100

この「平湯大滝」に関しましては、何となく飛騨高山辺りに来た序でに寄っていくと言うような感じの滝と言う印象が有りましたね。。

この序でにと言うのが味噌で、やはり観光を軸とした交通インフラによって晒される事になった滝と言う感じがするところですかね。。

とりあえず過去に2度は確かに訪れていますが、多分あと1度か2度くらい訪れているような気がしますね。。

そんな事ですが、2017年5月17日から1泊で高山市の近郊に泊まりましたので、久し振りに寄ってみる事にしましたね。。

通常神奈川県から向かう場合は中央道から長野自動車道に乗り継ぎ松本ICから50km弱で着く感じで直線距離の割りには楽に着ける感じですかね。。

松本IC辺りからは、国道158号線を使い、安房トンネルを抜ければ目の前に「平湯大滝」が最奥に存在する「平湯大滝公園」の駐車場に辿り着きますかね。。

今回は古い町並みが有名な高山市の高山駅近くに泊まり、朝一番には北隣の飛騨市神岡町に有ります「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」に国道41号線を使う感じで訪れた後に、国道471号線で「平湯大滝」に向かった感じになりますが。。

けっこう高山駅方面からは離れた方向に走ったつもりでも、また高山市に戻った事になったんだと意外な感じかしましたね。。

帰りの事を考えまして、この松本市に近い「平湯大滝」方面を後に訪れたのですが、いつの間にか平成の大合併で旧上宝村も高山市になっていたんだと気付きましたね。。

上宝村は岐阜県最大の475km2の面積を誇る村でしたが、「平湯大滝」などが在る南東部は岐阜県奥飛騨温泉郷と全く住所も変わったみたいですね。。

気になり調べますと、高山市は2005年2月に近隣の9町村と合併して合併前の15.5倍となる約2178km2になったとかで香川県や大阪府より大きく東京都と同じくらいの面積が有るとは、県市町村と言う地域区分のヒエラルキーを混沌とさせるようで楽しく感じましたね。。

人口約95000人の旧高山市が回りの町村を合併した感じですが、森林率は約92%となり人口密度は2016年時点で1956地域中1634位となり、かなり下位にはなりますね。。

岐阜県は全国7位の約10621km2の面積が有りますが、県内に44の市町村が在る中で、約1/5以上の面積を占める高山市は大きいものですね。。

その高山市を含めた飛騨地方と言う全域を示す名称を新市名にした飛騨市が誕生し、それが問題になったらしいですが、市町村合併と言うのも様々なメリット・デメリットを抱えるところと想われますね。。

取り合えず飛騨市の旧神岡町方面から国道471号線を進んで「平湯大滝」の在る奥飛騨温泉郷方面へ向かいましたが、なんだかこの辺りの国道は走り易い感が有りましたね。。

国道471号線はと富山市方面は樽峠を越える辺りなどは酷道と言われているようですが、なんだかこっち側方面は走り易かったですかね。。

距離的には35kmくらいですから程々の距離で、奥飛騨温泉郷に近付いて行くと、北アルプスの焼岳辺りが観えて来る感じでしたかね。。

北アルプスで唯一の活火山となる焼岳となりますと、その登山起点ともなる「上高地」を想い浮かべずにはいられないところですかね。。

なにか最初にこの「平湯大滝」を訪れたりしていた2000年前後は、この辺りはけっこう何度か訪れていて、「上高地」から「柄沢カール」辺りの間でうろちょろした記憶も有りますね。。

梓川が運ぶ土砂の堆積によってできました、標高1,500mの高地に帯状に広がる長さ約10km幅約1kmの他に類を観ないと言う平坦地である「上高地」ですが、なんだか僕にはこの中で特に「大正池」が印象に残っていますね。。

バスを降りて最初に観たこの池の風景は、それまでこの様な自然観光をした事が無かった僕には、とても印象に残ったのでしょうね。。

大正4年の焼岳大爆発による土石流が梓川をせき止めてできた大正池ですが。。

なんだかそれまで、この単純な発想によるであろう名称が愛着を湧かせる「大正池」において、景観の主役と想っていた点在する朽ち木は、あと何本残っているのだろうかと気になったところですね。。

梓川の河川侵食や氾濫や河川上昇を防ぐために、護岸工事や砂防堰堤や帯工やら土砂で埋まり続ける池の砂を必死に取り出す浚渫工事でそれらは誤魔化しも効くかも知れませんが、朽ち木が倒れるのを防ぐのは厳しいかと。。

新しく運搬して来た朽ち木を池に刺し始めたら、世も末と勝手に想ってしまいましたね。。

そんな事で快適に車を走らせましたら、「平湯大滝」の駐車場となります平湯大滝公園の入口を通り過ぎてしまい、Uターンして戻りましたね。。

関東方面から訪れる感じになり、ちょうど良い感じになったとか想いましたね。。

なんだかここのガソリンスタンドも、資本は同じかは分かりませんが、昔から有る気がしますね。。

観光客さえ来れば、場所は一等地じゃないかとか想いましたね。。

しかしこちらに来やすくなったのは、何よりも全長4370mの安房トンネルと全長383mの湯ノ平トンネルにより安房峠を貫く安房峠道路が1997年12月に開通したのが大きいんでしょうね。。

火山地帯を貫通させる世界にも類を見ないトンネルで1964年の調査開始から33年の期間を経て860億円をかけ爆発事故により4人の犠牲者を出し完成したらしいですね。。

中部縦貫自動車道路の一貫として造られた安房トンネルですが、長野県側の出口急カーヴと国道158号から観える破棄されたままの陸橋跡には何か重さを感じるものですかね。。

造られる以前は高低差の有る標高1790mの安房峠を、細く曲がりくねった約15kmの道で登り降りしなくてはいけなかったですからね。。

冬季は通行止めとなりましたし、バスなども通り、すれ違いに時間を費やすので、繁忙期などは8時間も通るのに時間がかかったと言いますから、交通の便は飛躍したのでしょうね。。

そんな事で安房峠道路から来た場合は左折する感じで進んで行きますね。。

曲がって直ぐに駐車場かと想って1度停車してしまいましたが、まだ先が駐車場でしたね。。

なんだかこちらは歩いて程近い滝と言う感じの記憶しか有りませんので、駐車してから滝までの記憶が殆んど残っていないんですよね。。

どうもこちらの広い駐車場は古民家を移築した飛騨牛などの郷土料理が食べられる「お食事処 あんき屋」さんと言う店らしいですが、休店日かと想ったら営業していたみたいで、えらくしんみりしていましたね。。

とりあえず先に延びる道を進みましたね。。

進むと左手に平湯温泉スキー場が観えますね。。

リフト2基のこじんまりとしたスキー場ですが、なんでも1951年以前から在る歴史あるスキー場らしいですね。。

こちらの第2リフトに乗ると「平湯大滝」が観えるとか言いますね。。

調べたりして考えますと。。

古代、信州安曇野を開拓した海洋民が、穂高岳を水源として崇拝していたと。。

鎌倉時代の北陸諸国と関東をつなぐ鎌倉街道は、新穂高の中尾高原から中尾峠を越え、焼岳の中腹を巻いて信州に繋がっていたと。。

江戸時代、焼岳の噴火などで閉鎖されていた中尾峠が飛騨新道として復興し、この街道は飛騨から中尾峠を越えて上高地温泉に泊まり、明神から徳本峠を越えて島々宿に出るものであったと。。

槍ヶ岳の勇姿に感動した僧・播隆は、上高地から槍ヶ岳を開山し、諸国を行脚して集めた浄財によって危険な岩場に鉄鎖を設置するなど、信者を従えて幾度も山に登ったりで、一般の人々に信仰登山を広めたと。。

明治に入り、日本にやってきた外国人は積極的に国内各地を歩き、1877年に英国人ウィリアム・ガーランドはこの地を日本アルプスと名付けたと。。

1888年から1915年の間に3回来日し15年滞在したウォルター・ウェストンは猟師の上條嘉門次のガイドのもとに「日本アルプスの登山と探検」を著して、世界に日本アルプスを紹介し北アルプスの登山は盛んになると。。

1940年代に入ると山岳ブームはますます加熱し、観光客はますます増加し、県道は整備されてバスやマイカーの乗り入れも頻繁となり、自然への影響は深刻な問題となったと。。

日本で最初のスキー場は1911年に造られた山形県の五色温泉スキー場だと。。

そして日本で最初にスキー用のリフトが完成したのは、1946年に造られた志賀高原の丸池スキー場と、僕が父の転勤で札幌に移住し、小中学生の時によく滑りに行った藻岩山スキー場だと言う事だと。。

そして初の民間用スキーリフトは1948年に草津温泉スキー場に造られたと言いますので。。

この「平湯温泉スキー場」も北アルプスの観光開拓の間にあやかり、スキー場建設の黎明期に造られた歴史が有るスキー場なんでしょうね。。

やたらと誰も見掛けない寂しい感じでしたが、まあGW明けの平日ですから、閑散としているいつも通りのものだと想い進んで行きましたね。。

300~400mくらい車道を登って行くと料金所に差し掛かりましたね。。

取り合えず何となく調べてはいまして、普通車の駐車料金を500円だか徴収されると想っていましたが、料金表の看板の上から休館中と書かれた板が貼ってありましたので。。

(この時期は無料開放してるんだな。。得した得した。。良かった良かった。。)

と、想いながら入って行きましたね。。

駐車場は、普通車227台、大型バス10台と、やたらと広かったですが、来た時は僕達以外は誰も駐車しておりませんでしたね。。

この写真は帰りに上の方から撮ったのですが、千葉から来たと言う年配のご夫婦が、駐車場でコンロを使って昼食の支度を初めていましたね。。

取り合えず貼り紙などを見ると「平湯大滝」は観れそうでしたし、駐車場は勝手に使って大丈夫そうでしたから、車を降りて滝の方へと進んで行きましたね。。

後で調べましたが、駐車場とトイレは無料開放していたみたいですね。。

しめしめ、これは本当に無駄に金を徴収されないで良かったと想いましたよ。。

取り合えず駐車場から真上は階段が有って施設が有りそうなので、車で登って来た車道に出て、上に向かって歩いて行きましたね。。

駐車料金の500円以外で気になっていましたのは、なんだか700mだかの距離を100円を払いシャトルバスで滝に近い展望ポイントまで運んでくれるらしいと言う事でしたね。。

前に来た時に、歩いても近い距離だと言うのは覚えていましたから、乗る事は無いと想っていましたが、休館中ですからシャトルバスなどは走っている訳が無い状態でしたね。。

見た感じ、ここのシャトルバスは29人乗り以下のマイクロバスと言う感じですが。。

燃費は坂道の登り降りですからなんとも言えませんが、通常は1/L平均5~6kmくらいかなと想いましたので、もう少し悪くても距離が700mだとしたら往復3回で1/L走れるのかなと想像しましたよ。。

そう考えますと、1人しか乗らなくてもプラスにはなるのかも知れませんが、車両購入やボディ塗装のコストやら各種エレメントやタイヤの交換やらどうなんですかね?

そしてその700mとは歩行してのどのルートなのかは分かりませんがね。。

とりあえずバスに乗る程の距離には想えなかったのですが、冬の雪道などには効力を発揮するのかなとか想いましたけれどね。。

しかし降雪していない時期ならゴチャゴチャと駐車場からの長い階段を登ってシャトルバスの乗り場まで行かないで、車道そのまま歩いて行けば大して変わらないんじゃないかと想いましたけれどね。。

「平湯大滝」は、高原川の支流の大滝川に落ちる滝となりますが、その大滝川に沿って延びている車道を進んで行きましたね。。

高原川は富山県境で宮川に合流し神通川となって日本海に注ぐらしいですね。。

なにか誰もいないアスファルトの道は寂しい限りでしたが、僕は更に調べて考えましたよ。。

平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地からなる奥飛騨温泉ですが。。

環境省により国民保養温泉地に認定されているこの地の温泉地の中で、一足早く1964年に認定された平湯温泉でありますと。。

1927年には、大正池を種水源とする霞沢発電所の資材運搬用のトンネルとして「釜トンネル」が造られて、1933年に乗り合いバスが通るようになり、改良延長などを経て1975年にはマイカー規制となると。。

1997年の安房トンネルの開通で松本市方面、延いては関東方面からのアクセスが飛躍し、マイカー規制の為の駐車場やシャトルバスの発着場、それに伴う1998年に改装された「平湯バスターミナル」と開発が進んだと。。

「上高地」「乗鞍」へと向かう山岳観光の大中継地点となる「平湯バスターミナル」は「平湯温泉」に有ると。。

「上高地」は年間150万人規模の観光客が押し寄せ、「乗鞍岳」周辺もそれに付随して沢山来ると。。

1970年には地元の豊富な観光資源と地域振興の為に「新穂高ロープウェイ」も開業すると。

1998年には2階建の第2ロープウェイが架け替え完成をして、2003年には第1ロープウェイがモデルチェンジと。。

この時に昨夜泊まりました、車で1時間ほどの高山の街もえらい観光地ですし、高山市はインバウンドも良好で、最近は年間450万の観光客が訪れると言われると。。

そう考えますと、僕も序でに観る滝として「平湯大滝」を観たのも当たり前かも知れませんな。。

軽く進むと「平湯大滝」が観えてくる感じでしたね。。

このアスファルトの広いスペースの先辺りが、シャトルバスの降り場なんでしょうね。。

案内板に書いてある「野外ステージ」と言うのがどれの事なのかは、記憶に無いですね。。

ここでまた僕は想い出したりしましたけれど。。

前述のイギリス人宣教師のウォルター・ウェストンやらが

(画のような谷間の木の間に、柔らかい絹リボンのようにかかっている)

と絶賛したと言うのも、最初に来た時から何故か忘れていない話ですかね。。

そして奥飛騨と言う地名を初めて知ったとしたら、いつの事で有ったのかと言いますと。。

小学生の頃、物心ついてきて歌番組などを観て喜んでいた時に流れていた、盲目の演歌歌手の竜鉄也さんが唄う「奥飛騨慕情」を1981年辺りに頻繁に聴いた時なんでしょうね。。

なにか小学生が聴くには渋過ぎる曲でしたが、この曲が地元の観光産業に与えた影響は強かったんでしょうね。。

しかしこの年に年間2位の売上だったそうですが、あまりにも渋い玄人受けするようなこの曲が、ここまでヒットするのは凄い事かと改めて想いましたね。。

剥げかけた芝生と石垣が施された場所を進むと「平湯大滝」を軽く遠望する展望ポイントに着く感じですかね。。

そう言えば、飛騨三大名瀑と言う呼称が有るのは何となく知ってはいましたが、「平湯大滝」以外はどの滝なのか記憶に無かったので調べましたね。。

「平湯大滝」の他は、同じく100選滝に入る下呂市の公称落差63mの「根尾の滝」と、白川郷が在るので財政が潤って村であり続ける白川村の公称落差72m「白水の滝」 の事だったんですな。。

「白水の滝」は他でも書きましたが、大白川ダムが造られた為に、上流で取水され水量調整されて評価を落とした悲劇の滝ですかね。。

他に選ばれている100選滝でも似たような滝は在るんですけれどね。。

「根尾の滝」にしても中部電力小坂川水力発電所の取水とやらで、水量はどうなっているか分かりませんからね。。

そう考えますと、この飛騨三名瀑と言うのは、本来の自然な状態のままなら、かなりの滝群になったと言えるような気がしましたね。。

そうしたら何も書かれていない石碑の跡みたいな物が造られている展望エリアに着いた感じですかね。。

もう少し先が先端の展望ポイントになる感じですかね。。

なんだか過去の事は細かく覚えていないので、なんとも言えませんが。。

ここから先には最初に来た時から、崩落の危険性とかやらで
行けた試しが無かったかと想いましたね。。

明治時代にはこの上流部に1000人以上が働く平湯鉱山があり、かつて「乗鞍岳」への登山道は「平湯大滝」から始まったらしいですが。。

今考えますと、この施設の休館状態で誰もいないこの時なら、滝直下まで行けば良かったかも知れませんが、なにかそんな気は起きませんでしたね。。

とりあえずここが滝を観る先端の展望ポイントとなるのかと、約150mくらい先の「平湯大滝」を眺めましたね。。

乗鞍火山の最北端にあたる標高2715mの四ツ岳の安山岩質溶岩が、北方へ流れ出たほぼ末端にあたる位置に滝が落ちていると言う事ですが。。

向かって右の苔むした丘陵が遮り、滝直下辺りはここからでは観えませんね。

いまいち滝直下は判然としない処なのですが、この「平湯大滝」は公称スペック以上の、なにか大きさを感じる滝だとは想っていますね。。

これは滝幅も有り、V字に観えるような厚い岩壁の溝からオーヴァーハングして落下する形が、そう想わせるところが有るのかとは想いましたね。。

実際の落差はどうだか分かりませんが、サバを読んで落差70mくらいにしといても大丈夫なんじゃないかと想ったりはしましたね。。

これは2001年11月16日に訪れた時の写真ですが、流石に看板は変わっていますね。。

滝幅は7mとかになっていますが、幅は水量により変化しますから曖昧ですよね。。

この辺りの海抜は1475mらしいですかね。。

しかしこの時から、滝に向かって右の岩壁に黄色いWの文字に観える模様が気になっていたのですが、調べますと学生が落書きをした事件があって、それが残っているらしいですね。。

ずっと自然にできた模様かと想っていたのですが、そんなが有ったんだと印象に残りましたね。。

消そうと想えば消せそうな気がしますが、消せない理由が有るのか分かりませんね。。

そしてよく消えないものだなとか考えてしまいましたね。。

何でも登山道とかのペンキの赤マークとかも、岩の表面が細かくギザギサになってたりで、なかなか消えないらしいですから、なるほどなあと想いましたよ。。

こちらは2005年6月16日に訪れた時の写真ですかね。。

なにかこの時は、「白山スーパー林道」へ向かう途中に寄った早朝の5時くらいだったとか想いましたが。。

そう考えますと、もう「平湯大滝公園」は完成していたのかと想いますが、全く覚えて無いんですよね。。

確か訪れた時に。。

(なんだか開発されて以前より人工的になったよな。。)

と連れに話したのだけは覚えていますね。。

たぶんこの時は、どこか下の方に車を駐車して、うす暗い中をさっさと滝だけをここで観て、帰ったのでしょうね。。

やっぱり序でに観る滝になってましたね。。

説明の看板やらは沢山有ったような気がしましたね。。

今から450年ほど前に、飛騨の軍勢が攻めいって来まして、疲労困憊して「平湯大滝」に辿り着いた時に、年老いた白い猿が現れてコンコンと沸き出る温泉へ導いたのが「平湯温泉」の始まりだとか。。

自然景観に合った堰堤や護岸工事が施されてるけれど、その必要性であるとか。。

この辺りは今から約3億年前に、海底に溜まった泥や砂が固まった堆積岩が分布していて、「平湯大滝」の上流にはこの堆積岩の上に約1~2万年前に噴出した溶岩が乗っかっていて、その先端が崖になっている為に滝が落ちていて、栃木県の「華厳の滝」や富山県の「称名滝」や近くの「白水の滝」も同じだとか。。

そんな事を説明した看板が、この辺りには有りましたね。。

でもなんだか、今まで観た中で最も水量が有って良かったかとは想いましたね。。

そんな事で10分くらいで引き返しましたよ。。

以前の先まで延びていた支流を塞き止めた堰堤からの流れに架かる遊歩道だかの橋には、雪崩注意、危険、立入禁止、などの看板が幾つも設置されていましたね。。

「平湯大滝」を観る遠望場所から、駐車場まで半分くらい戻る途中に、公園の施設などが有るエリアへ入って行く道が有るので、進んでみましたね。。

前回に訪れた時には、この中を通って滝まで行った筈ですが、全く覚えて無いですし。。

四季折々に美しい表情を見せる平湯大滝の麓に展開する、まるで時が経つの忘れるかの様な癒しのひと時を与える空間とは、どんな処なのか少しは気になっていましたからね。。

入口には入って良いんだか駄目なのか分からないような工事現場のバリケートが置かれていましたかね。。

とりあえず入って行きますと、なにやら古民家の様な建物が有るなと想いましたが、後で調べたらトイレだったようですね。。

トイレはご自由にお使い下さいと言う事でしたが、このトイレは閉鎖している感じでしたかね。。

確かに時は止まって観えましたね。。

途中にはポツンと剣を携えた仁王像の様なものが在り、花が添えられていまして、哀愁を漂わせていましたね。。

僕はしっかりと手を合わせておきましたよ。。

どうもこちらはロックガーデンと言う名称の散策路だったらしいですね。。

雄大な自然環境に溶け込むように庭石を配し、高山植物や白樺などのこの地域に適した植生を植えた、清らかなせせらぎと共に広がる癒しの空間。。

と、言う事らしいですが。。

なにか癒されると言うより、春だと言うのに得体の知れない寒々しい寂寥感に襲われた気持ちになりましたかね。。

高山植物や白樺は在ったのかも知れませんが、春だと言うのに枯れた雰囲気が漂い、清らかなせせらぎどころか、水など何処も流れていませんでしたね。。

中部国立公園内の為に、高山植物などの採取をしてはいけないと言う注意書きが有りましたが、採取のしようがないと言う感じに観受けられましたよ。。

まあ、GW後ですし、いつも閑散期に方々へ訪れる僕はいつもそんなものですから、人混みに溢れるよりは落ち着いて良かったりするとか想いましたかね。。

進んで行きますと。。

「そば道場 大滝」なる施設といいますか、施設跡みたいなのが在りましたね。。

飛騨市から移築した築120年の民家であるらしいと。。

豪雪地帯に耐えうる2重梁の設計で、2重の戸で、2階では養蚕もされていたと。。

しかし打ち付けられたベニア板を見て、僕はやっとこさ、これはただ事ではないのではと気付き始めましたよ。。

そうして気になりまして、この地で持っていたスマートフォンを使い、電波が届くので緊急でその場で調べますと。。

なんとこの「平湯大滝公園」は2016年11月1日から休館になっているではありませんか。。

今まで滝巡りをしていまして、始めての経験と言える事態を知った僕は、ここで愕然としたのでした。。

そしてこの場で緊急で調べましたところ。。

なんだか2004年8月7日に「平湯大滝公園」は、高山市が11.5億円、(株)ファームなる会社が0.5億円を出資する第3セクター事業として始まったテーマパークらしいと。。

開業以降の運営は(株)ファームさんが請け負ってたと言う事なんでしょうかね。。

なんでも負債総額約51億円やらで2016年5月30日付けで民事再生法の適用を申請したとか。。

要は破綻したと。。

僕自身は一会社の事をとやかく言う気も資格も無いので深く探る気は無く、その夢の跡を観ているんだと、なにかいつに無い寂しさが漂うこの地に納得し、眺める事にしたのでしたよ。。

こちらがなにかこの地のメイン施設に感じていた「足湯」でありますと。。

地下数百mから汲み上げた120°cの源泉と清らかな「平湯大滝」の水を混ぜて40°cにした気持ちの良い「足湯」を600m先に観える「平湯大滝」を眺めながら浸かる場所だと。。

事前調査はいい加減な僕ですが、なにかこの「足湯」が有る事だけは知っていたので、なにか寂しい気持ちになりましたね。。

自然は破壊されつつも、ご年配の方や平日休みの家族連れなどが笑顔を見せながら「足湯」に浸かる姿を想像していた僕は、眼に涙を浮かばせてしまう気持ちになりましたね。。

もはや「足湯」は板で塞がれて、その内側でお湯は沸騰しているのかなんなのか、分かる術も有りませんでしたね。。

こちらは「ショップ 青空市場」なる場所で。。

新鮮な朝採れ高原野菜、果物、山菜や飛騨牛の加工品など、奥飛騨の名産品のほか、乳製品やソーセージなど、こだわりの自家製品を一堂に集めたショップが有ったらしいと。。

ああもう。。自家製品を一堂に集めたショップはもぬけの殻とし、抜け殻だけが佇んでカラカラしていると。。

想えば「平湯大滝公園」は、高山市の合併時期にリンクするように造られた感が僕には浮かびましたが、どうだったんでしょうかね。。

なにかこの時に調べて想いましたのは、「平湯大滝公園」のHPは中途半端に残っていますし、訪れた方達の各種サイトのコメントなどを閲覧しましても、其れなりに好評な論調が多く、閉館した旨の書評は少なくて分かり難かったと言う事でした。。

下調べの少ない僕には、訪れるまで分かる訳が無かったんですな。。

こちらがシャトルバス乗り場のロータリーだったんでしょうな。。

シャトルバスはもう売ってしまったのかしらと。。

向かいにはなにかベース施設にも見える建物が、やはりベニア板で窓を塞がれて佇んでいますね。。

どうも「手づくり体験教室」なる奥飛騨ならではの、パン&バター、アイスクリーム、とうふ、こんにゃく、などをつくる施設が有ったらしいと。。

左右には、奥飛騨や北アルプスの四季折々の自然や文化や観光情報を250インチの大画面で紹介する映像ホールに、奥飛騨の豊かな自然が育んだ郷土料理を美味しい空気と共に味わえる「飛騨路」なるレストランが有ったらしいと。。

なにか美味しい空気と言うよりも、廃墟特有の錆びた空気が流れていそうで、僕は哀しかったですね。。

それらテーマパークの施設を抜けて、大駐車場に向かう階段を降りようとすると、「平湯大滝公園」の案内図が有りましたね。。

最後に確かめようと見ましたら、1番から8番までの各場所の紹介がされていましたが、2番の「足湯」と7番の「地場産 市場 おみやげ」の箇所だけが、何故か白く塗り潰されていましたね。。

しかし今、この案内図の中で現在において現役であるのは。。

今も悠々と大滝川に水を落とす1番の「平湯大滝」だけだと言う事実を知り、愕然としましたよ。。

まるで行き付けの店に訪れたら、突然夜逃げしたかのように閉店になっていたような気分で、僕は寂しくこの地を後にしましたね。。

最後に振り返り「平湯大滝」を確認しますと、まるで何も変わらないかの如く落ち続け、人間の小ささを改めて想った次第で有りました。。

あぁ「平湯大滝」。。あなたは何処へ逝く。。

想えば今まで、観光滝と言える滝が中心となる「日本の滝 100選」となりますから、その滝群の中には施設や店舗が乱立する場所は多々有ったかと想います。。

しかしそれらは小さい規模の滝なら分かりませんが、其れなりの大規模の滝においては、民間の多様な個人事業や大手チェーンが入り乱れたりした形だったかと想われます。。

この「平湯大滝」のように一会社企業が、滝の施設の大半をテーマパークとして運営する形は余り無かったかと。。

この先は高山市の方で処理をするなり何なりかと想われますが。。

ここは放棄するにしても国定公園となりますので、自然保護法により、原状回復の処置が必要となると言う足枷が有り、金が無ければどうしようもないのではと憂いてしまうところですかね。。

結果論的に見ても、この「平湯大滝」は過剰開発であったと言わざるを得ませんね。。

しかし何やらこの「平湯大滝」は毎年2月の中旬に行われる「平湯大滝 結氷祭り」なる祭りが好評を博しているらしいじゃないですか。。

その祭りが有るせいか、なんだかこの「平湯大滝公園」が休園だか廃園だかしているのが、分かり難かったところも有ったかも知れませんね。。

しかし奥飛騨温泉郷には約110軒の宿が在ると言う事ですし、近年の来場者数を見ると7000人弱となりまして、高山祭りには敵う筈は無いでしょうが、効果は有るのでしょうね。。

僕は残念ながら観た事は無いのですが、「平湯大滝」は通常でも青白い色を湛える感じみたいですし、ライトアップは綺麗なんでしょうね。。

考えれば、夏期の登山時期は、この辺りは沢山の登山客で溢れるでしょうし、冬期さえ祭りで補えれば良いのかも知れないとか想ったりしましたよ。。

こちらの祭りは(株)ファームさんではなくて、一般社団法人の奥飛騨温泉郷観光協会さんが主催されているらしいですが、祭りのような一過性のものなら財政的にも問題は無いのかと勝手に想像させて貰いましたね。。

いつか1度は観れたらなと想ったりしましたが、そう言えば奥飛騨温泉郷には過去に1度も泊まった事も無いような気がします。。

確かこちら方面で泊まらせて頂いたのは、どうにも僕の琴線に引っ掛かる名前と2004年にバスクリン混入の問題で騒がせた「白骨温泉」の白い湯船に浸かりたくて仕方なく、そちらに行ってしまったからでしたね。。

最後に。。これからこの地をどうすれば良いのかと言う事で、僕の意見を述べさせて頂きますと。。

ここは無理に施設を再開運営するのでは無くて、森林回復プロジェクトの方向に持っていくべきかと。。

この地に人工で施設を新たにしても、必ずや最後には右肩下がりで破綻の道を歩むとしか想えないところですからね。。

「上高地」にしても危惧するところですが、とりあえずこちらに限って考えますと。。

巨大な駐車場は夏期に溢れる自然観光客の駐車場として残し、滝近くまでの車道も残すとしましても、公園内は出来るだけ解体、搬出、土壌造りをして、植林でもして森林回復させるのが良いかと想いましたよ。。

金をかけたくなければ、雪や降雨は有りますし、数十年でとりあえずほっとけば何となくな森林になら回復していくのではと想われますからね。。

元々を考えましたら、「平湯温泉スキー場」の駐車場辺りから、滝への土道ぐらいを造っておくのが理想だったのではと想いますが、そうはいかなかったんでしょうね。。

僕だってもし平湯温泉辺りの地で観光に従事して生きていれば、なんとか地域を活性化させようと息巻いていた事かと想いますからね。。

しかし高山市はかなり観光産業で上手くいっている様な気もするので、この地は余裕を持って自然回帰へと想ってしまいますが。。

まあ部外者の僕には分かるよしも無く、色々と有るんだろうなあ。。で、終わりたいと想います。。

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
駐車場 普通車 277台 今は無料か。。
問い合わせ 0577-32-3333 高山市役所 観光課