くろくまの滝 直瀑 公称落差85m幅15m 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町 2002年9月11日 2009年7月14日 日本の滝100選掲載順カウントアップ42/100

この(くろくまの滝)に関しましては、2002年9月に1度訪れましたが、写真を喪失してしまったので、2006年7月の青森県と秋田県とのを巡る旅行で、もう1度訪れる事となりましたね。。

とりあえずこの頃までの考えですと。。

車で向かうならば、西なら神戸市辺りまで、東なら仙台市辺りまでは即決なんですが、青森県あたりだと面倒かと想いまして羽田空港から青森空港までは航空機で向かった感じでしたね。。

でも今ならば、その後はカーフェリーを使ったりして四国とかも訪れましたし、中国地方へも車で訪れましたから、東北方面ならゴチャゴチャした大都市圏を抜けて行く感じも少ないので、東北道で一気に行くかも知れないですがね。。

そんな事で、往復航空券と青森駅近郊のホテル1泊が付いたパックで2万円代とか言う安いのに目を付けまして。。

羽田空港の近くの民間駐車場に自家用車を駐車して航空機で向かいましたね。。

往時はやはり早い時間をと想いましたが、朝8時出航くらいが一番早い便で、青森空港に着いた時間は9時過ぎとなりまして。。

今は2011年だかにレンタカーのターミナルが完成して場所が変わったらしいですが、空港近くの日産レンタカーで車を借りる頃には、9時半くらいにはなってしまってましたかね。。

なんだか空港を接続する県道27号線の1.7kmの部分が青森空港有料道路となり、普通車200円が徴収されると言う事で、色々と問題有るかも知れませんが、行きは無料で済む感じでしたかね。。

そしてレンタカーを借りてこの時の旅行で最初に向かったのが青森空港から約86kmくらいだかの(くろくまの滝)となったのですが。。

(くろくまの滝)は公称落差85m幅15mとなり、単独の滝としては青森県最大の滝らしいと。。

そしてこれまた世界遺産が絡んできて、1993年に(屋久島)と共に、日本で最初に世界自然遺産に登録された(白神山地)の中に位置する滝になりますかね。。

とりあえず(白神山地)とは、青森県と秋田県にまたがる約13万haに及ぶ広大な山岳地帯の総称となりまして。。

世界でも最大級のブナの原生林が広がり、貴重な動植物が分布する特異な生態系が保たれている場所みたいだと言う事ですが。。

その内の約1万7千ha(169.7km2)がユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されていて、青森県が74%の126.3km2、秋田県が43.3km2を占めていると。。

しかしこの(白神山地)の大枠エリアとなる13万haと言うのは、一般的に詳細が余り明記されてないような感じでよく分からなかったんですが。。

(白神山地)が世界自然遺産に登録されたのは、先ずは核心地域(コアゾーン) となる特にすぐれた自然環境でほとんど人間が手を加えていない地域で、総面積は1万139ha(青森側76%、秋田県側24%)となるらしいと。。

こちらは元々ほとんど人が入れない僻地だったらしく、現在でも林道もトレッキングルートも建物もなく、人の立ち入りも制限された動植物の聖域となっているらしいと言う事で。。

現時点では青森県側のみ入山届制となっていて、27の指定ルートと既存の歩道に限って入山出来るらしく、秋田県側は全面入山禁止となっているらしいですね。。

そして一般的な観光客やらが一般的に(白神山地)でトレッキングや散策を楽しむエリアとなるのは、世界遺産の範囲外もしくは世界遺産でも緩衝地域(バッファーゾーン)と呼ばれるエリアとなるらしいですが。。

緩衝地域は核心地域の周辺部の緩衝帯としての役割を果たすエリアとなりまして、総面積は6832ha(青森県側73%、秋田県側27%)であるらしいと。。

この核心地域(コアゾーン)と緩衝地域(バッファーゾーン)は世界自然遺産の基本の1つとなる感じですね。。

けっきょくは13万haと言われる(白神山地)の面積の内で、国を越えた絶対的な駆け引きの元に保護されそうな世界自然遺産に入る地域は。。

核心地域と緩衝地域を合わせて16971haとなり約12%程の少ないもんになるという事ですが。。

でもそれらはそれらで森林生態系保護地域、自然環境保全地区、国定公園地域なんかによって保護されていていると。。

そして世界自然遺産の地域なんかは総て林野庁の所管する国有林野あるらしいですが。。

またまた林野庁と言う事で、日本の滝100選の企画にしても環境庁と林野庁が行ってるような感じだから、日本の自然に付いて回るのは必須となるんでしょうね。。

そんな事で、観光スポットとして有名な(白神山地)にしては人が手軽に訪れる感じとなる(マザーツリー)や(十二湖)なんかは核心地域/緩衝地域の外となる場所になりますが。。

今回訪れた(くろくまの滝)も核心地域/緩衝地域の外になるらしいですね。。

まあその地域において、余程の無理な場所でない限り、有名な場所ほど既存に手が加えられたりしているもんですから、そう言うもんじゃないですかね。。

そんな中で先ずは、緩衝地域の中を気軽に歩ける唯一のコースだったとかの (暗門の滝歩道) やそれに付随した(ブナ林散策道コース)なんかの入口となる(アクアグリーンビレッジANMON)を目指しましたね。。

(アクアグリーンビレッジANMON)は、緩衝地域ラインのギリギリに建ってる施設みたいですが、まあルート的に青森空港から(くろくまの滝)へ向かうなら通るポイントですからね。。

途中で(目屋ダム)の下流60mに、それを飲み込む更に巨大な(津山ダム)を建設する現場を横切ったりしましたね。。

津軽平野に生きる方達を洪水や渇水から守る為に、十和田岩木川特定地域総合開発計画の中心として造られた(目屋ダム)らしいですが。。

移転住民への(米一握り運動)などの末の1960年に高58m、堤頂長170m、総貯水容量39000千m3が完成したと。。

電力不足や食料増産の為の水力発電や灌漑用水と言った機能も携えた多目的ダムとなりますが。。

完成直後に起きた洪水を皮切りに洪水調節回数は150回を越えているとか書かれていましたね。。

しかし計画を越える洪水も20回を越していて水不足も2年に1回くらい起きているらしいと。。

岩木川流域は急峻地形による急勾配で融雪期や大雨による洪水は必至となり、夏期は梅雨や台風の影響が少なく雨がそんなに降らずに水が涸渇しやすいらしいと。。

そんな事で、ダムは元々が洪水などを完全に防げる程のサイズでは無かったのかも知れませんが。。

(目屋ダム)が大量の土砂で埋まったりして濁水やら機能しなくなった為に、その60m下流に、(目屋ダム)を湖に沈めて飲み込む堰高97.2m、堤頂長342m、総貯水容量140900千km3の更に巨大な(津軽ダム)を建設する事になると。。

工事は1620億円の税金を投入したとからしいですが。。

その原因が、白神山地を貫く弘西林道と強力な青森県側の反対運動で工事中止になった青秋林道建設の為に森林伐採した事よる大量の土砂流出が一因だとしたら、支離滅裂な感じがしましたかね。。

コウモリボックスなんかを造って、その他のクマタカやらの保全も慎重にと言う感じですが。。

白神山地の自然遺産地域に最短箇所で約3kmとなるらしい(津軽ダム)と、(目屋ダム)を飲み込んだ(津軽白神湖)と言う人口物が自然を侵食して行く感じですかね。。

しかし地元の方達の多くは反対の声を挙げる事もなく、むしろ歓迎ムードだと言う事で。。

なんでも西目屋村は世界自然遺産の登録よりもダム建設で得られる経済効果の方が遙かに高く、ダム工事関連の経済波及効果は毎年何10億円単位となりましたし、補償金なんかで村に入ってくる収入も毎年数億円にも及ぶらしいと。。

それで補償金で子育て支援を充実させたり、村営住宅を建設して若い世代の定住を促進し外部からの移住を募集し、観光施設なんかも充実させてと言う感じなんですかね。。

西目屋村は元鉱山の町だったりもしましたし、 社会の近代化によりマタギやら農業といった自給性を持った労働形態では成り立たつ術もなく、外部の大資本に従属する形態になるのは仕方無いところなんでしょうね。。

(津軽ダム)が完成してからは、水陸両用バスなんかを使ってのバスツアーなんかも楽しそうで、これからもダム関連の歳入やら恩恵は有るのかも知れませんが、どうなって行くものなんですかね。。

そんな事でここまでの道は。。

青森空港から県道27号~国道7号バイパスで弘前市の市街地を横切って行く感じでしたが、その後にそこから少しそれて岩木川沿いの県道129号線西弘前バイパスだかを進みましたと。。

そうしたら実際の弘前側の起点は(弘前城)近くの十字路辺りとなる感じですが、途中で(青森県道28号岩崎西目屋弘前線 )が合流して来まして、こちらを進む事になりましたと。。

今回はここからが(白神ライン)と言う愛称で、13万ha範囲内の(白神山地)の中を横断し、世界自然遺産の北の外側を進む道となる、ここでのドライブルートの主役を走る始まりになったと言う事でしたが。。

(白神ライン)は全長85.9kmで、途中の42kmの区間は1973年に完成した旧弘西林道の部分で、未舗装のダート道になると。。

どうも旧弘西林道は、日本海側と弘前市との物流強化の為やら観光やら森林の開発の為に林野庁が10億円近くかけて造った道らしいですが。。

(白神山地)は約200万年前、日本海が隆起して表れた隆起地形で、日本海ができた頃の堆積岩と、海底火山活動で噴出した溶岩で構成された軟らかい岩石であり、近年も隆起が年1mmだかしていて、地滑りやら崩壊が多いらしいと。。

その為に地形は急峻となり、地盤も弱く土砂崩れなんかも多発し、豪雪地帯でもありますから冬は通れませんし、道には的さずで効果は無かったらしく、まあいつもの事なんでしょうね。。

まあとりあえずこの道は津軽峠(標高650m)、天狗峠(標高745m)、 一ツ森峠(標高680m)、と3つの峠とか幾つもの沢を越える悪路ですが、 道中は白神山地の大パノラマを堪能することが出来るらしいと。。

そんな事で、途中の世界遺産登録地域に隣接している(白神山地)の拠点利用に最適の総合施設 (アクアグリーンビレッジ ANMON)(標高240m)辺りまで道は舗装されているので、ここ迄はなんとなく着きましたね。。

(アクアグリーンビレッジ ANMON)に寄りましたのは、休憩がてらと言うのもありますが。。

前回の2002年に訪れた時に(暗門の滝)を訪れて、なかなか良かったのに写真を失ってしまい、もう1度訪れたいと想ったからと言うのが大きかったんですが。。

(白神山地観光案内所)ってところで話を聞くと、台風だか何だかで(暗門の滝歩道)が不通になっていると言われたので、残念ながら諦めましたね。。

そんな事で、記念写真コーナーみたいな処で写真を撮って、ここからオフロードを通って(くろくまの滝)を目指しましたね。。

このまま(白神ライン)を約17kmほど進めば、(明石川林道)が合流するので、右折して約8km進めば(くろくまの滝遊歩道)の入口に着くと言う感じでしたかね。。

この滝を訪れるのに最も近いのはJR陸奥赤石駅の方面から(明石川林道)を南下して反対から来るルートらしいですが、このルートは考えもしなかったですね。。

でもこの辺りの道も通行止めとかが多そうですね。。

しかしここに来て知りましたが、(暗門の滝歩道)は(白神山地)の緩衝地域の中を唯一気軽に歩ける場所だったらしいですね。。

(暗門の滝遊歩道)は下流の滝から公称落差26mの(暗門第3の滝)公称落差37mの(暗門第2の滝)と滝の横とかに有る階段なんかを登って行き、1963年だかに掘られた素堀りの小さ目のトンネルを潜ったりして、最後に公称落差42mの(暗門第3の滝)に辿り着いてピストンで戻ってくる程好い距離のなかなかの渓谷コースだったと想います。。

僕は2002年9月にこちらを訪れた時は、この(暗門の滝遊歩道)をしっかり最後まで歩いたのですが。。

なんだかその後の2015年に落石が原因と思われる死亡事故を含む事故が多発し、2016年からは整備や管理を一切行わない方針になったと言う事で、 今後はどうなるか分からない感じなんですかね。。

現在は(暗門第3の滝)に着く前に分岐していた(暗門ブナ林散策道)なんかは普通に楽しめる感じらしいですが。。

(暗門の滝)となる3滝を観るには、厳しい沢登なんかを自己責任で進むしかないようなので。。

微妙なところですが、機会が有れば行きたいところですかね。。

そんなんで、(アクアグリーンビレッジANMON)から(白神ライン)のダート道を進んで行きましたが、僕は今まで生きて来た中で最も長いダート道を車で走ったのが、この(白神ライン)だと記憶していますね。。

最初に訪れた2002年9月の時は、秋田空港から日本海沿いの国道101号線となる大間越街道とかを走って、西目屋村側からでは無く反対の深浦町側から(白神ライン)に入り(くろくまの滝)を訪れたのですが。。

深浦町から訪れた方がダート道の距離も少し長くなる為かキツい感じでしたかね。。

そして深浦町側から向かうなら白神山地エリアで観処の1つとなる、大小33の湖沼が点在する(十二湖)なんかの近くを通りますが、この時は(くろくまの滝)と(暗門の滝)を観る事だけを考えてしまっていたので、全く観ていない感じでしたね。。

浸食崩壊によって凝灰岩の白い岩肌がむき出しになったダイナミックなU字谷大断崖である(日本キャニオン)なんてのも在ったらしいですが、全く記憶にも無いので残念ですね。。

そんなんで、この地での滝以外での想い出としては、ひたすら長かった(白神ライン)のダート道と言う事になりますね。。

ここで核心地域付近に手軽に入ることが可能な場所を考えますと。。

十二湖方面辺りの登山道からの白神岳(標高1235m)や大峰岳(標高1020m)とか。。

建設が途中で中止になった青秋林道を利用する二ツ森(標高1086m) とか。。

一ツ森峠辺りからが延びる太夫峰(標高1163.6m)とか。。

天狗峠辺りから登山道が延びる天狗岳(標高957.7m)とか。。

津軽峠とアクアグリーンビレッジANMONを結ぶ(高倉もり往復コース)が有る高倉森(標高829m)、辺りとかが在りまして。。

なんだか世界自然遺産のライン上ギリギリに入ってるのか入って無いのか微妙な位置になる感じに観えましたね。。

とりあえず白神山地の最高峰となるのは核心地域内の向白神岳(標高1250m)、なっているらしいですね。。

そんなんで、前に訪れた時はこのダート道は長かったなあと想いながら進んで行きましたね。。

そして途中でこちらの有名観光スポットの1つとなる(マザーツリー)を歩いて3分だか5分だかくらいで観れる津軽峠の駐車場を横切りましたが、こちらもスルーしてしまいましたね。。

白神のシンボルのような扱いの樹齢400年超、樹高約30m、幹回り4.65mの巨木らしいですが。。

ブナの寿命は約250~300年程度とされていて、樹高は25mくらいに達し、幹の太さは1.5m以上になるものもありますと言う事で。。

(白神山地)の中を探せば他にも在りそうな気がしたりしますが、どうなんですかね?

とりあえずここまでは1日2本とかで少ないですが、路線バスなんかも走っているらしいですね。。

しかしなんだか最近は周辺の土壌が観光客とかに踏み固められ、(マザーツリー)が弱っているとかで治療したりとか聞きまして、やはり有名になると大変そうですかね。。

そしてこの2009年7月に訪れた時も(白神山地)と言うより(くろくまの滝)を目指すだけになってた感じがしまして。。

他にも(ミニ白神)やらのトレッキングコースとかも在りますが、既出の数々の登山道やトレッキングコースも、一切歩かなかったし、色々観れば良かったなとは想ってますね。。

まあでも遠い地に来ると、観たい処が沢山有るので難しいところなんですよね。。

ここでまた余り立ち寄った場所も無いし考えて行きますと。。

(白神山地)において世界遺産に登録された面積中、秋田県側は約1/4となり、その全てが藤里町で、約3/4が青森県側となると言う事らしいですが。。

色々と地域やら行政やらとのいざこざが絶えなそうですね。。

その最大の語り草になっているのが、両県の交流が目的だとかいつものパターンで、青森県西目屋村と秋田県八森町(現八峰町) の間を繋げる(青秋林道)の話だと。。

計画では現在の世界自然遺産核心地域を中央付近で分断する全長29.6kmの林道だったと言う話ですが、途中の秋田県側の(二ツ森)の頂上近くで建設中止となり残っていると。。

前述しましたが、それが現在は(町道白神二ツ森線)となり、申請が必要ですが林道終点辺りの登山口から気軽に(白神山地)の緩衝地域に入れて、小1時間で頂上まで登れ、核心地域を俯瞰出来る人気コースにもなっているらしいと。。

どうも(青秋林道)の話しは、1978年辺りに秋田県八森町長の働きかけから始まって、青森県側の同意のもとに1982年だかに林野庁に申請して、建設が始まったと言う事らしいですが。。

当初から青森県側の森林資源を狙ったりやら工事やら秋田県側の利益目的の計画だったみたいな話ですよね。。

日本のブナ林の多くは、過去に植林によってスギなどの人工林に置き換えられてきたと言う事ですが、この時点で秋田県側の広葉樹林は刈り尽くされ気味だったとかで。。

それが本当の話なら、それが無ければ秋田県側の世界遺産地域も青森県に比肩していたんでしょうね。。

そんなんで、途中の沢滝みたいなのが気になって写真を撮ったりしましたが、やっぱりこの林道を走る時は余り途中下車しないで走り続けた感じでしたね。。

それで話を続けますが。。

どうも建設当初から両県の自然保護団体やらの反対は有ったらしいですが、1985年だかに粕毛川の汚染を防ぎたいとかの藤里町からの要望を受けて、秋田県藤里町を通るはずのルートが青森県鰺ヶ沢町へと勝手に変えられたりしたと。。

それで秋田県側の反対とかは治まり秋田県側の県境まで工事は進みましたが、事後報告を受けた青森県側は治まらずに工事は中断して、明石川の汚染やらを警戒した青森県側の反対がその後に激化していくと。。

そして各種自然保護団体の呼応や世の機運などが同調したかで林道建設の反対運動は全国規模になり、当時の青森県知事も採算主義の考えからですが1987年末には建設凍結を決定すると。。

そんな事で秋田県知事は最後まで造りたかったらしいですが、1990年には正式に中止だか秋田県側の補償金返還の問題を無くす為に休止だかになると。。

その後にはそんな事から全国的に手付かずの世界的ブナ林の価値が広く知られたりして、 日本自然保護協会が世界遺産候補地として推薦書を国に提出し、青森秋田の両県で国会に要望書を提出し閣議決定されユネスコに申請して晴れて1993年に世界自然遺産として登録されるに至ったらしいと。。

それを知ると何だかまあ、日本海の海岸線を走る国道101号線から2車線の道を6km程進んだ先から(二ツ森)の登山口までの12.5kmだかが(旧青秋林道)となるみたいですが、これぞ正に自然破壊のダークツーリズムと言う物なんですかね。。

まあとりあえず、青森県側も(白神ライン)から分岐して約4km造られている(大川林道)は(旧青秋林道)の跡と言う事らしいですが。。

この(青秋林道)の件は、何か秋田県側が悪いと言う扱いになっていますが、そう解釈して良いと言う事なんでしょうね。。

そんな事で(白神ライン)から(明石川林道)への分岐まで来ましたね。。

ここから(明石川林道)に入って約8km弱くらいで(くろくまの滝)の駐車場だかに着く事になりますが、考えたら(白神ライン)のダート道は長いけれど其れなりに走り易かったかと想いましたね。。

でもこの時は、ここから分岐した(明石川林道)の最初の方は、雨水の浸食跡みたいなのがけっこう有って荒れてましたかね。。

まあ普通車で走れないって程じゃ無かったですけれどね。。

そんなんでこちらは結構なガタガタ道でしたが、 途中に(青岩)って看板が有るから、ここは確り観ましたね。。

なんだか展望台も有りましたが、確かに正面の崖に青い岩の層が観えましたね。。

(青岩)は、海底の火山から噴出した火山灰や火山礫が、火山熱や地層の圧迫圧力によって偏質し、岩石がグリーン色に変色したグリーンタフ(緑色凝灰岩)と言う珍しいものだとか。。

(白神山地)の地質は、主に9000万年前(中生代白亜紀)に創られた花崗岩類を基盤に、約2000万年~1200万年前頃(新生代第3紀中新世)の凝灰岩、泥岩、砂岩などの堆積岩と、それを貫く地中のマグマが上昇して創られた流紋岩、石英閃緑岩などの貫入岩類で構成されているらしいと。。

まあそう言う事なんでしょうね。。

そんなんで進んで行きますと。。

こちらの(明石川林道)辺りは(赤石渓流線)とも呼ばれてそうで、明石川沿いを走っている感じですね。。

明石川は、源流域を青森県と秋田県の県境となる例の(二ツ森)として、JR五能線の陸奥明石駅の東側辺りで日本海に注ぎますが、殆んどが鰺ヶ沢町を流れる河川に観えますね。。

この川の源流域に(青秋林道)を秋田県側が通そうとして問題になった訳ですね。。

赤石川水系は砂防しても埋まるので、現在本流に8基、支流に12基だかの砂防堰堤が有るらしいですが。。

こちらはまた1956年だかに完成した水力発電用の(明石ダム)の件が問題になって、それが後々の問題とかに繋がっていく感じなんですね。。

(明石ダム)は、(白神山地)の核心部を流れる赤石川の上流部となる鯵ヶ沢町に建設され、 深浦町の追良世川の追良瀬堰堤や 、岩崎村の笹内川の笹内堰堤らと共に、そこで蓄えられた水を地下トンネルで岩崎村の(十二湖)の大池に通水し大池第1、大池第2、松神の3水力発電所で利用され、明石川の下流には流さずにその後は日本海に流しているらしいと。。

そんなんで、当初は赤石川ダムが完成しても赤石川の水はまだ有ったとからしいですが。。

その後の弘西林道が建設なんかを主とする1960年代後半辺りからの地域のブナ林の乱伐なんかにより、流域の保水能力は大幅に低下して水質なんかは悪化し、何だか河川の水量は1/10くらいに減少したらしいと。。

明石川は名物の金アユを筆頭にヤマメやらイワナの宝庫だったらしいですが、そう言った事が原因で魚族と川の生態系は変質し、 川の漁獲数が少なくなったし海産魚類や藻類の漁獲量も年々激減してしまったらしいと。。

その後には水利権ゆ漁業なんかの問題で現在も争っている感じがしましたが、どうなるんでしょうかね。。

何だか調べますと、終戦直前辺りで報道がされなかったらしいですが、1945年3月に森林伐採も起因して大雪が(赤石川)に自然のダムを造り、雪崩で決壊し、雪泥流を起こして下流の大然部落が全滅する死者88名の惨事があったと言う事で、林道沿いに慰霊碑なども有るらしいですね。。

その様な事や、赤石川流域の方達は度々起こる土砂崩れやそれに伴う汚水なんかで実際に生活を脅かされていたから林道建設反対運動も加熱したと言う感じなんですね。。

しかしとりあえずこの時に観た(くろくまの滝)の駐車場に着く少し前の堰堤を伴う(赤石川)の流れは、濁流みたいになってやたら水量が多い感じに観えましたかね。。

そして後ここで関連して気になったのは、(赤石川)の上流方面に向かい(白神ライン)から櫛石山の登山口までの約11kmに渡って造られた(奥明石川林道)となりますかね。。

途中に(赤石ダム)に分岐する道も有り、世界自然遺産登録前は核心地域へのメインルートの1つだったらしいですが、現在は通行止めであるらしいですね。。

この道も(青秋林道)と共に建設反対運動の対象となっていたらしいですが、その調査の最中の1983年だかに環境省レッドリスト絶滅危惧種であるクマゲラの巣が、この道のルート延長線上に見付かったと。。

クマゲラとは体長約45cmの日本最大のキツツキらしく、発見されたのは秋田県自然保護課主幹の方らしいですが。。

この鳥の発見が林道建設休止の大きな後押しとなり、引いては白神山地保護運動のシンボルのようになったらしいと。。

しかし櫛石山のブナ林はかつて、白神山地のブナ林の中でも、最大級の大径木の集まったブナ林だったのに(奥赤石林道)により櫛石平のクマゲラの営巣地のあったブナ林は壊滅したとか言う話も有るので、なんとかなってるのかも知れませんが、色々と自然が破壊されたのも事実なんでしょうね。。

そんな事で(くろくまの滝)の駐車場に着きましたね。。

駐車場は舗装されていて30台だか駐車出来る広さで、水洗トイレやらも有ると。。

赤石川林道の(くろくまの滝)から下流方面は舗装されてるらしいですかね。。

ここから約6kmだか進めばマタギの子孫の方だかが経営されてる(熊の湯温泉)が在る感じで、温泉から約14km進めば途中すぐに県道191号線となり海岸線の国道101号線にJR奥陸赤石駅辺りで繋がる感じですね。。

なんか案内看板の前でしか写真は撮りませんでしたけれどね。。

しかしこう考えますと、秋田県側も県道やら林道は自然遺産地域方面にゴチャゴチャ通っている感じに見えるし、青森県側もまた然りで、なんとも言えませんね。。

(青秋林道)とか言うけれど、西目屋村から秋田県能代市を結ぶ(秋田県道317号西目屋二ツ井線)なんかもスキー場なんか有ってかなりのものだし。。

(白神山地)に隣立するような青森県の最高峰となる標高1625mの独立峰である(岩木山)の回りはゴルフ場やスキー場が沢山有りますしね。。

僕にしてもスキーもスノーボードもゴルフもかなりやりましたけれど、ゴルフ場が緑地保護と生態系維持を持ち合わせて自然に良いなんて話しはどうも胡散臭い話かとは想いますしね。。

まあとりあえず林道が過去に造られた部分なんかは核心地域なんかに成る筈がないような自然破壊をもたらすもので。。

何とか残ったのが今の世界自然遺産地域だって事だと解釈すると言う感じですかね。。

しかしまあ(赤石渓流暗門の滝県立自然公園)になって保護されている緑豊かな(くろくまの滝)の遊歩道は、ブナやミズナラの自然林に覆われていて、爽やかさ満載な感じで進んで行きましたね。。

(くろくまの滝)は赤石川の支流の(滝ノ沢)の標高約350m辺りに落ちる滝らしいですが。。

(白神山地)から流れる代表的な河川としては、青森県側には大川、暗門川、赤石川、追良瀬川、笹内川、秋田県側には白神川、津梅川、真瀬川などが流れていて、総て日本海に注いでいるらしいと。。

その(白神山地)の奥地を源流とする河川の中で最長となるのが、大小80余りの支流を集めて源流域から河口までが約44kmとなる赤石川であると。。

その赤石川の河口から約18kmだか遡った地点で(滝ノ沢)は赤石川に合流しているらしいですが。。

とりあえず駐車場から林道の橋で(滝ノ沢)を渡り返して(くろくまの滝)までの遊歩道の入口に至ると。。

入口には徒歩15分で距離は600mと言う道標が有ると言う事ですね。。

遊歩道は最初に(滝ノ沢)の右岸を遡上して行く感じですが。。

まあ遊歩道は緩やかで楽な散策を楽しめる感じでしたね。。

訪れた時はあんまり気にかけてなかったんですが、こうして写真を観ると、良い感じのブナとかの樹が立ったりしてるなと想いましたよ。。

しかしここでトイレ近くにあったもう1つの案内板をちゃんと見てなかったので見落としたのですが。。

(くろくまの滝 周辺遊歩道)なる周回ルートの遊歩道が2002年頃に造られていたと。。

なんでも第2の滝や第3の滝を巡る事が出来る延長2.5kmだかの遊歩道だったらしいですが、なんだか全く気付かなかったのかスルーしたのか覚えてませんが、歩く事は無かったですね。。

どうも(くろくまの滝)とは(滝ノ沢)に落ちる12の滝の総称であり、僕が(くろくまの滝)だと想っていたのは(くろくまの滝 第12滝)と言う最後に落ちる1番の大滝であり、勘違いだったと言う事なんですかね。。

しかしどうも100選滝として選ばれたのは第12滝だけらしいので、とりあえず100選滝を一応はちゃんと観れた事には成るのかと安心はしましたね。。

調べましたら、周遊歩道はかなり急峻なルートで崩壊したりしている場所も有り、2時間くらい掛かるらしいですが、行けなくて残念でしたかね。。

周遊歩道の出入口は駐車場から遊歩道を入って100mくらいの処と通常の(くろくまの滝)の手前辺りの処らしいですが。。

要は(くろくまの滝)の第11滝(落差約30m)と、(滝ノ沢)の支流だか隣の沢に落ちる第10滝(落差約20m)だかを観れると言う事なんでしょうが。。

知ってれば行ったんだけど、この時も通常の観光気分で緩くなってたんでしょうね。。

また訪れたら行きたいけれど、他が有るから中々ねぇと言う歯痒い想いですかね。。

そんなんで緩く進んで行きますと。。

(白神山地)は推定12,000~8000年前に誕生した冷温帯ブナ林と言う事らしいですが、まだまだ全容解明はされていない場所らしいですね。。

現在のヨーロッパや東アジアや北米大陸に分布するブナ林は、氷期以前の周北極地域の植生が起源であるとされていて、東西に広がる山岳地域によって南下を阻まれた結果として植生が単純化しているらしいと。。

しかし白神山地のブナ林は、南下を阻まれることなく日本南部に避難していたブナを含む周北極地域起源の植生が晩氷期以降に再び分布を拡大した極相林であることから、第三紀周北極植物群の多くの要素を含んでいまして。。

固有のブナを単一の優占樹木としてそれ以外にも。。

カツラ、ミズナラ、ダケカンバ、サワグルミ、トチノキ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、コシアブラ、オオバクロモジなど多種多様な樹木の森でありますと。。

そして脆い隆起崩急峻壊が繰り返されてきた地であり、 日本海側の内陸部に特徴的な世界的にも稀な多雪環境を反映し、巨樹巨木ばかりでなく若木も多く、 これが多くの動植物、菌類等がはぐくむ要因と推察されているらしいと。。

多用な森林環境を必要とする希少種、固有種、絶滅危惧種を含む多種多様な種の独特の生態系や生物進化史は世界的にも稀で。。

様々な更新ステージを経て現在も進行中である、優れた純度の高い原始性を保つ氷河期以降に爆発的に増えた新しいブナ林の代表らしいと。。

凄い話しみたいですが、この時は軽い旅行気分で進んだもんでしたかね。。

なんだか赤石川林道は、赤石川流域に広がるブナなどの広葉樹運材のために大正時代に計画され、1938年に竣工された林道とかで、かつては森林軌道とかもあったらしいですかね。。

それで何だかこの遊歩道の最初は広さも有る感じで、昔はか細い枝の林道だったのかと考えたりしながら遊歩道を進みましたね。。

(白神山地)のブナ林は動物の餌となる植物が多いため他の森林に比較して豊富な動物が生息していると言う事で。。

植物は500種以上の確認がされ。。

哺乳類は35種の生息の確認が。。

野鳥類は94種が確認されていて。。

昆虫は約2200種確認されていると。。

そして爬虫類は9種で、両生類13種と。。

そんなんで白神山地全体が森林博物館的景観を呈していると言う事ですが。。

この時は何かに会った記憶は無いですね。。

やっぱり(くろくまの滝)をさっさと観ただけで帰っちまったんですよね。。

しかし時期的にか、緑が繁りに繁ってやたらと綺麗だったと想いましたよ。。

考えたら北東北を訪れるのはこの時期が多くて、(安の滝)周辺とかもそんな感じだったし、僕にはこの地方は動物とかより植物の印象が強く残っていますかね。。

そんなんで(滝ノ沢)を渡る橋を越えて行きましたね。。

なんだか600mとかの短い距離でしたが、行き帰りに弛緩した状態で写真パチパチとって、道の構成もよく覚えて無い感じですかね。。

とりあえず河川を渡る橋は(滝ノ沢)を渡る最初の橋と、第10滝が落ちてる枝沢を渡る橋と2橋有りましたと。。

けっきょくこの(滝ノ沢)も最初の橋までには堰堤が4つくらい有ったし、沢の護岸ブロックみたいなのも滝を観る観瀑ポイント辺りまでボロボロになって処々ありましたしで。。

やはり人が関わる処には維持が必要なんですかね。。

周遊歩道の入口の1つの近くに五色滝奥宮なる社殿が在ったらしいですが、これも全く記憶にないですね。。

でも何となく良かったのは覚えていますよ。。

そして進んでいきましたが。。

ブナの葉は分解が遅いので森を歩くとフカフカ気持ちが良くて、ブナ林は水源涵養機能や地表侵食防止機能なども高いのが特徴であり、ブナの森は水瓶と言われているらしいと。。

なんでもブナの樹はセルロースやリグニンが強固で食べ難く、セルロースやリグニンを分解するのはキノコ菌類が主となり分解が遅く雨水を溜めるらしいと。。

その為に流れ出た水は美味しく、養分を含んだ水は海の魚や海藻なども育て樹肌は優しくキノコも沢山育むとされていると。。

山では早く分解される葉と遅く分解されるブナ葉とが混じることにより土の栄養形成が程好くなって、 降雨は枝葉や根幹を伝わって大地からゆっくり栄養分を含んだ濾過水となり、多種多様の動植物を育みながら谷川に滲み出し大海流れ出て豊かな恵みを与えると。。

海水は水蒸気や雲となって再び山地に還り、大いなる生命の循環が行われているものらしいと。。

いやはや素晴らしいもので、ブナ1本で1反分の田を潤すってくらいですから、それが本当なら林道建設やら伐採やらすると大変なもんだとは想いましたね。。

そんな事で気持ち良くてよく覚えてないのかも知れませんが、枝沢の2つ目の橋だかを渡ったのかも知れませんでしたね。。

それでまた進んで行きましたが。。

なんでもブナの樹は、豊作凶作の年間差が大きくてそのサイクルは5年から7年とも10年とも諸説が有るらしいですが。。

豊作年では1本の木に5~20万個の実を付けると言われ、1m2あたり300本も実生が出ることもあると言われますと。。

しかし一生で500万個つけたとしても、殆どが動物に食べられたり、地面や日陰で腐ったり枯れたりで、その内の1個が成木となれば良い方だとされているらしいと。。

そして100年くらいは他の樹木に比べてあまり大きくなりませんが、それを過ぎると成長が活発となり、約150年くらいで成長のピークとなるらしいと。。

その遅い成長過程が、伐採されてスギなどに変えられた理由の1つとなると言う事ですかね。。

そんなんで一般的に成長したブナの樹の胸高直径は50cm程度らしいですが、環境により個体差も大きくて、200年を過ぎると成長も鈍化し、300年で胸高直径1m、400年で寿命というのが一般的統計データらしいと。。

そして白神のブナの木肌は、白っぽい幹肌に灰青色や暗褐色の斑紋が特徴となると言う事ですが、この斑紋は苔や藻やカビ菌によるもので、雪国の白っぽい木肌は東北のブナの特徴とも言えるらしいと。。

因みにブナの幹回り日本一ブナが、青森市の(県民の森・梵珠山)にあらしく、幹回り8.62m、樹高27.5m推定樹齢400年らしく、(白神山地)のマザーツリーをはじめ、他にもこの地方には大きなブナの樹が在るみたいですね。。

そんな事で、2つの橋を越えたりしたら少しはアップダウンが有ったのかも知れませんが、進んで行きましたね。。

そんなんで森林を抜けた先の砂利道の半崩壊したような観瀑ポイントに辿り着きましたが。。

公称落差85mと言う通りのけっこうな大きさの滝だとは想いましたね。。

まあ水域はそんなに広く無いのか、水量はそんなに多くも無い感じでしたけれどね。。

しかしそれが悪い訳でも無く、落差の有る滝がゆっくりと落ちている感じで、相変わらずに回りの緑が繁りに繁っているのも有った為か。。

僕にはなにか太古の地に雄壮に落ちる滝と言った印象を受けましたね。。

まあ航空機乗ってレンタカーで長いダート道走って最初に辿り着いた目的地となりましたので、ああ来たか来たかと言う感じでゆっくり滝を観ましたかね。。

なんでもくろくまの滝は観音様が合掌している姿に見える事から昔から信仰の対象になっていたそうで、近くに在る五色滝奥宮は勧請されたもので、地域の信仰の場となっていると言う事ですが。。

落ち口から少ししてから広がって、そのままそんなに分岐して広がらないから、なんだか人の形と言うか、衣を纏った仏の様には観えましたかね。。

滝名の由来は熊が滝壺だかで水浴びをしていたからとか、巨大な熊が立っている様に観えるからとか他にも有りますが。。

熊よりは観音様に観えましたね。。

まあ由来なんて大体が曖昧だしそれはいいとして滝名は悪くは無いと想いましたよ。。

なんだかこの(くろくまの滝)の訪問は本当にユルユルで、滝直下まで行かないで、この遊歩道の観瀑ポイントで妙に納得して、ここでダラダラ観ながらワイワイ話して20分くらいで引き返しましたね。。

しかしなんだか滝壺は浅いらしいですが、ウェブで閲覧すると滝直下まで行ってる方がかなりいますね。。

振り返ると滝直下まで行けば良かったし、今なら絶対に行ったと言う事で残念でしたが。。

たぶんこの日は普通の旅行って感じで、(くろくまの滝)も観光滝って感覚となり。。

青森まで来ると色々観たいから先を考えたりしてしまったんでしょうね。。

しかし周遊歩道を知らなかったのが悔やまれますね。。

知ってれば(暗門の滝歩道)が不通だったので進んだ筈なんですけれどね。。

そんな事で(くろくまの滝)はかなりアバウトな訪問にはなりましたが、ブナの樹のおかげかは分かりませんが、遊歩道では爽やかで然り気無い訪問となりましたね。

因みに滝の南壁にはタテヤマウツボグサが自生していたらしいですが、全く考えてもいなかったし、そんな植物も知らなかったですね。。

しかしこの後の予定と言っても、けっきょくこの時は来た道の(白神ライン)を引き返して十和田湖の北側の下流となる(奥入瀬渓流)へ約130kmかけて訪れて、それだけで1日が終わりましたね。。

じゃあ(白神山地)ってイカした崇高な名前はいつ出来たのかと言うと。。

17世紀半ばに弘前藩が作成した藩内の地図には、白神山地が描かれ(しらかみの嶽)と呼ばれていただとか。。

1737年から1745年の調査成果を元に弘前藩が江戸幕府に提出する為に1753年に制作した(津軽領内山沢図)には(白神嵩)(白神沢)と記載されているだとかで。。

現在山名となっていますが、(白神岳)の名称はきっとその時代以前に遡り命名されたものと思われるらしいと。。

他に白神山地が歴史上初めて記録に表れるのは、1783年から1829年にかけて書かれた(菅江真澄遊覧記)であり、そこには(白上)だとか(白髪が岳)などと書かれていたと言う事ですが。。

それなら時系列的には(津軽領内山沢図)の方が先なのではと。。

更に太古の話みたいに遡ると。。

みちのくの先住民であるとかのアイヌ人のアイヌ語の岩(シラー)と神(カムイ)を合わせたシラー、カムイから来たと言う説や。。

他に日本三霊山の1つである加賀の白山を津軽に見立てた事から、津軽の白山が白神に発展して行ったのではないかという説も有力だとか。。

他に岩木山の民衆信仰の中にある津軽のオシラサマ信仰を、オシラサマの響きがなんとなく白神に通じると言う事でオシラサマがシラカミサマになって(白神山地)となって行ったとか。。

色々と判別しかねましたが。。

しかしどうも現代と呼べる時期で考えますと、それまでは (弘西山地)やら(西部山地)と呼ばれたりしていたらしく。。

その前の近代と呼べる時期やそれ以前からの名称は、定着はしていなかったと言う事で考えまして。。

それなら定着したのは現代であり、現代に確定した時期が名称の始まりだと考えますと。。

登山家で作家で弘前市出身の根深誠氏が(青森県自然保護の会)の反対運動の展開に当たり、自然環境保全法の地域指定をする際に一部の本に(白神山地)と記載されていて、それを使ったのが始まりだとか書かれたりすると。。

しかしこの地がはじめて(白神山地)という呼称へ定着したのは、1954年の事であり、国土地理院発行の地勢図で(白神山地)と名付けられたことで名称が定着しましたと言うのも見ますから。。

それならば、根深誠氏が生まれたのは1947年だし反対活動は1980年辺りみたいだから後者の方が時系列的には当たってるような気がしましたね。。

しかし更には世界遺産になる前は(弘西山地)と呼ばれていたけれど、登録された時に林道建設反対運動の象徴となった弘西林道の名前と同じでは不味いと言う理由で、前述のオシラサマの話から(白神山地)に確定させたみたいな話もあると。。

でもこれは遅いような、しかしそれまでは殆ど(白神山地)は全国的にも無名だったと言う事なので、確定と言うならそうかも知れないと。。

でけっきょく地域名やら名称の始まりなんて、スポーツの発祥と同じようにはっきりしないもんで、少なくとも僕の拙い見解では分かりませんでしたね。。

しかしそれの方が神秘的で良いと想いましたかね。。

そんなんで次の目的地の(奥入瀬渓流)についたのは午後の3時過ぎになってしまいましたかね。。

それでまあ他で書くかも知れないので詳しくは書きませんが。。

(十和田湖)なんかにも軽く寄ったりして。。

緩斜面の緩い流れの(奥入瀬渓流)を、こんなに渓流の横に車道があって排ガスとか大丈夫なのかなと想いながら爽やかに観てると。。

長い観光スポットなので午後6時半過ぎくらいになっちゃいまして。。

なんだかその後に真っ暗に近付いてきて、回りを観たら誰も他には居なくなっていると。。

それで大体が滝とか渓流なんかは心霊スポットみたいな扱いも受けるものですが、こちらもそんな話はよく聞きましてなんだか怪しくなって来ましたと。。

でも僕は今までそんなに滝や渓流やらで怖いと想った体験は無かったんですが。。

ここではやたらと怖い雰囲気が有りましたかね。。

なにか誰も居なくなって渓流のザァーザァーとした音だけが深い森林の空間に響いて、まるで八甲田雪中行軍の亡霊が行進しているような錯覚に陥りましたよ。。

そう言えばインターネットを始めた頃にはよく杉沢村の話で盛り上がったなと言うのを連れ達と話ながら、青森駅近くのホテルまでの約60kmを国道103号線を使って逃げ帰るように向かいましたね。。

その後は秋田県の100選滝である(七滝)のコラムに続きますが。。

そう言えばレンタカーを返す時は大丈夫でしたけれど、(白神ライン)でけっこう車の底を擦ったし心配だなとか。。

それで青森空港や近辺のレンタカー屋は(白神山地)に向かうお客さんは他にもいそうだから車大丈夫なのかなとか想いながら。。

着いてから一飲み行きましたし、疲れてたのか眠りに就きましたかね。。

最後に。。

この(くろくまの滝)に関しましては。。

僕は大きさの割りにはそこまでのものを感じませんでしたが、十分な良滝ではあるんでしょうね。。

前述通りに時期的な問題もあったのか、やたらと緑が深くて原始的な雄壮さを兼ね備えた滝ではありましたからね。。

やはり緑と言う事で、ブナの原生林だかが効いてるんでしょうかね。。

そんなんでこの滝が日本の滝100選に入るのには問題が無いとは想いました。。。

僕としては以前に訪れられた同じ(白神山地)の枠内となる3滝を備える(暗門の滝)の方が、間近を通る遊歩道も良かったせいか推したい気もしますが、1滝と言うならばこの(くろくまの滝)で良いと想いましたかね。。

まあこちらも周遊歩道を歩けば3滝となりますが、この(くろくまの滝)だけがスケールが違うので、この(くろくまの滝)は1滝で観てしまうところが有るかと想います。。

そんなんで同じ(白神山地)で2つの100選滝を選ぶのは駄目なので、これで良しと。。

そして青森県と言う枠で考えましたら、もう1つの十和田市の(松見の滝)は、(奥入瀬渓流)で選ぶのでは無く、その支流の厳しい距離に存在する味の有る大瀑ですし。。

2滝が選ばれている都道府県の枠としては、選定は多くは無いですが、けっこうな高水準なんじゃないですかね。。

(駒込川の大滝 落差20m)も豪快そうで気になりますが、すぐ上流にダムが有るしマイナー過ぎるしで、この2滝で良いと想いましたね。。

しかしこちらの自然景観は、粗を探せば破壊はいくらでも有るでしょうが、日本の自然と言う事で言えば十分良質な方なんでしょうね。。

ましてや本州でとなると、富士山やら白山やら立山らと比べても明らかに人工物は少なかったですからね。。

しかしこうした自然が残っていたのは、何処もそうですが、偶然の積み重ねであると言う事ですね。。

(白神山地)に人間が住み始めたのは、縄文時代からであると言われますが、こちらは本州最果てに位置する豪雪で急峻な奥深い山であり、入ることが困難な隔絶された場所であったと。。

材木市場である都市からも遠く、伐採や木の搬出が難しく造林や観光開発などからも逃れて来たようなものだと。。

そしてブナと言う樹が腐りやすく曲がりやすい性質で育つのに時間も掛かり、木材としては利用し難い樹であったと。。

(白神山地)は、世界遺産登録以前はほとんど無名であり、必ずしも優れた景観とも言えない何の変哲もないただの山みたいなものであったと言います。。

こうしたことが幸いして、世界最大級と言われる白神山地のブナ原生林は、手付かずのまま今に残されて来たと言えます 。。

そうした中で1950年代から始まる高度経済成長を支える木材の供給地として注目され、林道建設やら伐採やらダムやらで破壊された場所も有りますが。。

その自然に無知な者達が主導する建設などによって破壊される自然構造と、それに対する地域の自然を理解する地元民の反対や、或いは(青秋林道)で顕著となる地域対地域の対立が争いを生み。。

やがて高度成長期を経て間違いを見付け保護に傾く世論を味方につけて、なんとか残った13%の地域がグローバリゼーションの波に乗り永久に保護される事になると。。

しかし果たしてこれが保護になるのかは分からないと。。

範囲やら曖昧なので正確に判別し難いですが。。

世界自然遺産登録前の80年代辺りまでは精々年間数万人だった観光客が、東北大震災前のピーク時には60万人超とかになってくると、よく有るオーバーユースの問題とかは有るんでしょうが。。

それはさて置いて。。

先ずはこの地は他の世界遺産全般と比べた場合には自然遺産である為か、主旨と違う観光ブランドとしての遺産の扱いよりも、保護としての本来の遺産の扱いには沿っているようには一瞬感じました。。

しかし世界自然遺産に登録後の地域内への入山や規制についても両県で意見が対立する事になると。。

要は秋田県側の考えは。。

世界自然遺産に登録された事で、その地域は保護の為にバッサリと全面立入禁止だと。。

これはやはり粕毛川源流部とかも二次林が殆んどらしいですし、林道建設やら伐採やらで遺されている処も少ないと言う事で、事務的な考えに陥っていると言う事ですかね。。

それに対して青森県側の考えは。。

自然を大切にし共生して生活してきた地元の人達や、本当に山を知ってる人でなければ立ち入れない地域を、世界自然遺産になったからって突然入れなくなるのはおかしいと。。

自然を知り、自然と人間の正しい関わりを伝え残して行く事があってこその価値のある遺産だと。。

まあこの間まで林道建設やら散々進めて来た地域を知らないような行政や利権関係者が、世界自然遺産になったからコロッと保護で立入禁止だとか言われてもおかしい話で。。

そうした考えの元に行政との折衷で、既に在る歩道と指定27ルートを届出制によって許可している状態だと。。

まあこう考えますと青森県側の主張の方が正しい感じかと想いますが。。

こうしてまた諍い事は繰り返されていくと。。

しっかし諍い事は絶えないもので。。

2004年には秋田県の能代市を中心とする周辺7市町村の合併問題における名称案として(白神市)が発表されると。。

その新しい市となる地域に世界自然遺産の地域が全く含まれていない為に、青森県側と秋田県側の両県から抗議が殺到し、合併も中止になったらしいと。。

世界自然遺産地域を有する市町村は青森県側は鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村となり秋田県側は藤里町のみの4町村となっているみたいですが。。

その唯一秋田県側で世界遺産地域を有する藤里町はこの合併協議には参加しておらず。。

また遺産地域を有する青森県側の深浦町と岩崎村なんかも合併協議をしていますが、神に関連するような崇高な名を冠するような話には成らないらしいと。。

そして能代市を含む秋田県側も、応募やらで大した重い考えで(白神市)を提案した分けではないし、道州制などに向けたり両県で揉め事起こしてもいい事ないので、けっこうあっさり没になったらく。。

けっきょく回りの町村を吸収して能代市って事にしようとしましたが。。

反対が出て合併は頓挫したと。。

そして2006年には能代市との合併協議の町村であった八森町と峰浜村が合併する事になり、その際の新町名案に(南白神町)やら(あきた白神町)などの案が出ましたが。。

けっきょく没になり、両町名を折衷的に合わせた名となる(八峰町)に決まったとからしいと。。

そんなんで地名ってやっぱり住んでりゃ何時も見たり聞いたり話したりするので大事ですよね。。

無理して(白神市)とかになって住んでたら堪らないと言う事ですしね。。

しかし他にも諍いやら何やらは絶えず。。

2001年に放送されたNHKプロジェクトXでの(白神山地 マタギの森の総力戦)においての秋田県側の偏向内容における青森県側の抗議の殺到による欠番扱い。。

小学生の社会科教科書においての青秋林道反対運動の記述が秋田側に偏っている事に対しての青森側の保護団体の抗議。。

生息していなかったオオバコの繁殖、ニホンジカの増殖、 ニホンザルによる農村被害。。

核心地域のブナの木に標高を刻んだものが見付かったとか騒いでますが。。

周辺の各町村では施設やダムやら建物の建設競争、道路の補修や拡幅やら伐採やは行われたりで、それどころではないんじゃないかと。。

こうした中の幾つかは世界自然遺産になったから起こった問題や破壊であり、遺産地域の林道建設が休止になろうと自然は脅かされ続けるんじゃないかと。。

美しい(白神山地)の緑を想い出し、ああそれに比べて人間社会はなんて汚らわしく映るものかと想ったところです。。

想えば日本が世界遺産に加盟したのは それまでは先進国入りやら国内法が既に存在してたりやら色々で、その先進国と言う国で最後となる125番目の遅い加盟でありましたと。。

1980年代前半まで殆んど国内で感心が持たれなかったユネスコの世界遺産が、時代の中で徐々に自然保護の考えが高まりをみせ、この(白神山地)や(知床半島)の自然保護の問題などが注目され、1992年に開かれた(地球サミット)が決定打となっての加盟となりましたと。。

しかしここに来て予算分担率22%で第1位のアメリカがユネスコを脱退。。

1984年~2003年に1度脱退し、それが日本の加盟を遅らせた一因にもなりましたが。。

合わせての脱退理由としては、パレスチナの加盟、途上国の主導、 放漫な財務管理など大枠でのパターンとしては金と利権って事に終始すると。。

予算分担率約10%前後で推移し第2位の日本は、搬出金を払って無かったアメリカでしたから、実質ユネスコに
対して金を出してる金額は名実共にトップになると。。

そしてこれから日本とユネスコとの関係はどうなって逝くのかと想うところですが。。

永続しようがが脱退しようが諍いや争いは続いて逝くと。。

その枠が市町村から県や国へと大きくなって逝き、国家間の諍いとなり、地球規模の様々な問題になって徐々に破壊が進んで逝くと。。

さあそれではこの素晴らしい人類共通となる地球の財産を、ユネスコの理念となる世界平和の名の下に皆で守って行こうと言う事ですが。。

なんだか地球温暖化やらの影響で100年後には(白神山地)の存続が危ぶまれるとか他にも色々聞くにつれて。。

僕にはなにか哀れな末路が待っているようで仕方ありませんね。。

やはり最大のスパンで考えたら。。

人間の誕生の時点から、地球の自然と言うものが総て破壊されるスタートに立ったのではないかと。。

最後に現時点において文句無く素晴らしいとされる13%遺された(白神山地)の自然が、未来の先にはどうなるのかと考えますと。。

もう遺された地球の自然は殆んど無くなって、エアドームかなんかに保護された1%くらいかそれ以下の(白神山地)が、人工衛星とかの場所に移送されて。。

最後の最後には何らかの原因で衛生が爆発する非常事態とかになっちゃって。。

映画のサイレント・ランニングみたいに、地球の自然環境を保持するドームだけが衛生(映画では巨大宇宙船)から切り離されて。。

宇宙の彼方の知的生命体に、《過去に地球にあった素晴らしい何か》を発見して貰う為に、その宇宙を漂い続けるなんて事になったりしないもんですかと。。

そんな妄想を考えながら、とりあえず初夏に訪れた(くろくまの滝)は、緑が美しくて其れなりにお勧めだったと言う事で。。

この解決しない話を終わりにしたいと想いましたね。。

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

駐車場 無料 30台くらい

問い合わせ くろくまの滝 http://www.ajiiku.jp/category/detail.html?cid=1&aid=00000574