大阪府に最初に伺わせて頂いたのは、2000年の冬が最初でしたね。。
ベタにUSJやら海遊館やらに行ったりして、まだ滝を巡ろうとする直前くらいでしたわ。。
大阪まで行くのに説明も要りませんが。。
僕の住む神奈川県中央部辺りからは東名厚木IC~伊勢湾岸~東名阪~新名阪 でだいたい500km弱ですので。。
まあ5時間で疾走して行けますかね。。
その場合は高速代を節約の為に、中心地手前の茨木ICで降りると、ETC深夜割りで6910円と言うところですかな。。
しかし大阪辺りが目的ならば、高速と変わらない素晴らしい無料道路であります国道25号となる名阪国道に、亀山ICから乗り継いで向かいたいところですな。
これで73.3kmを天理市まで飛ばして行けば、もう大阪は目の前だと想っています。。
その場合は名阪の亀山ICまで同じように340kmを進めば5600円で、大して変わらずに行けますわ。。
これが僕の大阪へ向かう基本ルートとなりますね。。
まあでもこの「箕面大滝」に向かう場合は、名阪高速の茨木ICから国道171号で10kmくらいで着きますから、直ならこっちで楽勝ですね。。
しかし大阪府の面積は1,898.01km2と日本の都道府県の中でブービーであり、1,862.30km2で最下位の香川県と埋立て地が出来て最下位を逆転した過去が有りとかで、自然環境には恵まれていない印象が有りましたね。。
なんでも登山客の殆んどが大阪府側から登り、大阪の屋根的な金剛山地の金剛山は、大阪府の最高峰と間違われる事が有るらしいですが奈良県であり、大阪府の最高峰は大和葛城山959mで最高地点は金剛山中腹の1056mと言うまどろっこしさですな。。
しかしこの辺りは紀伊半島の地域かと想いますが。。
大阪府は紀伊半島に入れられる事は避けたがると言う説を聞きますが。。
あまりここを考えるのもどうなんですかね?
僕としましては大阪府の山と言えば、生駒ランドが在る生駒山の印象が強いんですけどね。。
まあそんな事はどうでも良い事なんですけどね。。
僕は遠方に住む土地勘が無い者ですから、良く分からないと言うのが実際のところと想います。
箕面市と言うのもこの「箕面の滝」に行く事になり知り得たと言う感じですが。。
阪急箕面駅から滝道と言う遊歩道を、適度に歩いて行けば着くだろうぐらいの調べで行ったので、現地で駐車するのにゴタゴタしてしまいましたね。。
なんでも後から調べたら、無料で70台停められる滝まで10分の大日駐車場なんて言うのが有るらしいじゃないですか。。
しかし。。これはよくよく考えたら、滝の上流から降りて来るルートになりますな。。
これじゃあせっかく来たのに。。詰まらない詰まらない。。
これに関しましては。。阪急箕面駅の方から滝道が有るわけですから、歩いて行きたいと言う事で構いませんでしたね。。
なんでも標高約100mの駅から標高約200mくらいの「箕面の滝」まで2.8kmで着くと言う、色々と観どころが有りそうな箕面川沿いの遊歩道となる滝道が、王道ルートなんだと想っていましたのでね。。
そうして箕面公園入口は駅から400mくらいだと調べて、駐車場の事を考えないで、遊歩道の入口だかのギリギリまで行こうと想い、車で入って行きましたら。。
箕面公園の入口か何かの車道に、進入禁止の柵みたいな物が有り、Uターンしたと想うんですよね。。
どうするかと想いましたら、なんだか丘の上にえらく凄いエレベーターを従えた建物が、嫌でも視界に入りましてね。。
あれは何だと言う事になりまして、その建物に向かう道を登って行ったんですよ。。
僕はそのエレベーターに乗ってみたくて、仕方無くなったんですわ。。
結局ゴタゴタしましたけど、結果は良好でしたね。。
なんでも調べると。。当時は箕面スパーガーデン・箕面観光ホテルだったらしいですが、2012年度に倒産し今は大江戸温泉物語グループが買い取って経営しているらしいじゃないですか。。
なんでも1925年に箕面の滝道沿いに旅館を経営したところから始まり、1965年に箕面スパーガーデンをオープン。。
3年後の1968年に隣接する箕面観光ホテルをオープンさせて、こちらでは有名な施設だったと言うじゃないですか。。
正に高度成長期のレジャー産業を絵に描いたような施設であり、僕はその1つの終焉の時に滑り込んで利用できた訳ですな。。
エレベーターの利用料金は、元来は下りは無料で、登りは100円だったらしいですが、最後は無料になったらしいですな。
僕が利用させて貰った時は、登りは20円だったか50円だったか忘れましたが、100円はしなかった。。
しかし僕はエレベーターと言うもので、何故だかこれほどにインパクトを受けたものは有りません。
スカイツリーやら、あべのハルカスやら、高層な建物は有りエレベーターは色々できておりますがね。。
予備知識がない初めての地での発見だったからと言う事でしょうかね。。
いやいや。。やっぱり時代を生き抜いて来た建物は重みが違うんだなと。。
それでホテルの駐車場に車を停めて、受付を抜けてエレベーターに乗って、また車で通れない滝道の地点に降り立ったんですよね。。
なんだかこのアプローチが堪らなかったですね。
ここから滝道を進んで行くって感じに想えましたが、「箕面の滝」まで殆んどアスファルト道って感じでしたね。。
滝道は駅から延びているみたいですが、箕面公園の入口は一の橋らしいですね。。
橋が出来る以前は、ここから左へ瀧安寺までの山道を歩かなければならなかったらしいですが。。
寺領から国有地になったりゴタゴタしながらも地元に愛されて別類され、1886年に地元民のボランティアにより、現在の川沿いの道が新しく造られて、1898年にはついに箕面公園が誕生したと。。
その後も龍安寺や国とゴタゴタがあったみたいですけれど。。
人々からの支持で、今日まで箕面公園としてあり続けたと言う事かと。。僕は感想を持ちましたが。。
一の橋には初期の橋柱が今も使われているらしいですね。。
この一の橋の隣には、1910年に建てられた旅館をカフェやギャラリーとしてリニューアルした超古民家カフェ兼ギャラリー橋本亭があり、これまた歴史が有るみたいですね。。
箕面川かかる瑞雲橋を渡れば宝くじの発祥の地である前述の瀧安寺も在りますし、「箕面の滝」 上流の駐車場辺りにはダルマで有名な勝尾寺などが有り、寺院仏閣に歴史が有るのは当たり前の感ですが。。
と言いますか。。大阪にしましても、大都市の近隣に有る昔から市民の方などに親しまれてきた渓谷ならば、明治以降の歴史有る建物が残るのも必然かと想ったりしました。。
なんとも大正モダニズム的な物件が伺える通りに感じましたね。。
この箕面観光ホテル辺りにも以前は動物園が有ったらしいじゃないですか。。
しかし何処にも寄らずにエレベーターから直行直帰した感じでして。。
観たのは自然のものばかりで。。勿体無かった感が有りますね。。
川には鴨が泳いでいたのを覚えております。。
そんな事でして。。石垣で護岸されて疑似丸太のガードが付いた箕面川沿いの道を進む感じでしたかね。。
ウッドチップも使われていましたが、関係者以外は車両乗り入れ禁止と言う事で、基本的に道沿いの店舗が材料やら商品やら運んだりする以外は車は入れないと言う事ですな。
「箕面の滝」は 昭和42年に明治100年を記念して東京都の高尾山とともに国定公園に指定された963haの地域からなる明治の森箕面国定公園内にあるらしく。。
更にその中にある面積83.8haの府営の箕面公園内に在る感じですね。。
しかし。。世界に誇りうる傑出した自然の風景として国が直轄する国立公園に対して。。
国立公園に準じる景勝地として自然公園法に基づいて環境大臣が指定する国定公園と言ったものはえらく曖昧ですな。。
この滝道を伴う標高110m~396mにある箕面公園は府営公園と言う事で、更に管理は民間に委託して、民間の土地も有ってとか色々ですな。。
国や県、市町村、民間と入り乱れるのは都市近郊の自然資源の常かと想いますね。
東海自然歩道の西の起点でもあり、国定公園になったのは東海自然歩道設置計画としての理由が大きかったのかとか一瞬想いましたが。。
ここは江戸時代以前から知られる場所で。。
やはり地元市民に愛される名勝地としての印象が強いですね。。
一帯には約980種もの植物や3,000種を超える昆虫が生息すると言う事で。。昆虫館なる施設も有るらしいじゃないですか。。
しかし途中で撮って拝みましたのは南無不動明王様だけでしたね。。
そう言えば。。「箕面の滝」と言えば猿ですが、途中で勿論会いましたよ。。
いるとは知っていましたが、まさかこんなに当たり前に人々がいる中で悠然と存在しているとは想いませんでしたよ。。
そして僕が訪れた後には法のゴタゴタ等をクリアして箕面川床などが復活されたとか。。
6月辺りには蛍も乱舞するとか。。
考えますと、僕はこの時に鴨と猿と花しか観掛けませんでしたが。。
これほどに動植物や昆虫と人間が共存していると言う印象を持った渓谷を知りませんね。。
そう考えますと、僕などが伺い知れぬハイレベルな自然環境を構築されているのかも知れませんね。。
今度行くなら蛍と川床が楽しめる時期に伺いたいですね。。
更に進むと。。また途中でお猿さんに会いましたよ。。
一期一会。。なんだか見つめ合って心で語り合いましたわ。。
いやあ猿と目を合わせるのは危ないって話ですから良くない行為でしたかね。。
なんでも猿に餌をやったりで、猿が増えすぎて餌を与えるのは厳重注意らしいじゃないですか。。
餌などは与えたりはしてませんので御許しを。。
この時は高速を飛ばして朝1で訪れたのですが、何だかんだでゴタゴタしてたら10時くらいになってまして、時間かかってましたね。。
朝の散歩は悠然と歩くだけで周りを観るのは疎かになってしまったんでしょうが。。「箕面の滝」が観えて来ましたね。。
滝の近くの店で名物のもみじ天ぷらを見掛けましたが、車で色々飲み食いしてしまい食べなかったのも後悔しておりますわ。。
滝前は沢山のテーブルが並んでいますな。。
考えれば。。滝前にこれほどに椅子とテーブルが設置されている滝も観た事が有りません。
滝壺回りも石垣などで治水されている感じで、途中にも川に降りて水と戯れられる場所も有り、やはり公園と言う場所ですかね。。
考えればこの箕面公園から太平洋まで20kmかそこらの距離と言えるかと想います。。
その海と山の間に大阪と言う街は在るのかと想いますと、何やら凄いもんだと想ったりしました。
この渓流道にも以前書いた「袋田の滝」のように沢山の店が有るかと想いますが、同じ100選滝の「袋田の滝」との違いはアーバンな滝だと言う事でしょうかね。。
どちらが良いと言う訳ではなく、「箕面の滝」の環境は市街地の滝であり、「袋田の滝」は独立した滝観光地の環境だと想えるところで有ります。
東京都の100選滝の「払沢の滝」程のゆったり感は無いですが、これは大都市大阪の郊外と檜原村の里滝と言う場所の違いに起因する事でしょうかね。
滝は其れなりの大きさをしていて、滝壺は其れなりに大きかったですね。。
観瀑場所回りなどは護岸整備がされていますが、まあ観光滝で有りますし。。こんなもんでしょう。。
よくよく考えれば渓谷道なんて大体が紅葉が綺麗なものだと想いますから、紅葉の話は重視しない考えになって来ましたが。。
ここだけでも12種類のもみじが色づき、もみじの天ぷらまで食べられる、箕面公園の紅葉は特別なものでしょうね。。
玄武岩を落ちる「箕面の滝」を覆うように彩る紅葉は見事でしょう。。
滝の伝説に因んだ龍が3Dプロジェクションマッピングを使用して映し出されるイベントや、ライトアップやキャンドルや祭りも色々有りそうで、盛り上がってますな。。
滝名は農具の箕のに形が似ているから名がついたと言う事ですが。。
それがしまいには町や市の名前にまで成るとは余程この地の方達に愛された滝なのでしょうね。。
僕は箕ってよく知らないんですけどね。。
しかし滝近くに集中豪雨で滝近くの人を救おうとして殉職された箕面警察署長の銅像が建っているらしかったのに、見学出来なかったのは実に残念でしたね。。
他にも母を伴い訪れた野口英世の像や、箕面公園の設立に尽力した森秀次議員の像やら、銅像も多々有ったみたいですが。。
まるで覚えていませんね。。
結局この時の訪問は自然物しか目がいかなかったのでしょうね。。
次に行くなら文化方面を中心に行こうと想いました。
この地の事でその後に調べまして気になったりしたのは。。
「箕面の滝」の2kmほど上流に箕面ダムが1983年に完成しましたが。。
その1.4km上部に1998年に着工し2003年に完成した箕面グリーンロードが有り。。
そのトンネル工事の為に「箕面の滝」に水が流れなくなり、人工的に水をポンプで流していると言う、そちらのマスコミによる風評被害が有ったらしいですね。。
詳しくは書きませんが。。
このようなデマは、1度出ると少なからず永久に噂や印象として残ってしまいますので同情するところですが。。
有名で人々に支持されているからこその被害とも想えますで、お気になさらずにと言いたいですね。。
こちらに来た時の写真で残っておりますのは花。。花だけですね。。
僕はこっちには疎いのに花が綺麗に観えたんでしょうね。。
聞いたら水仙だったかですね。。
しかし僕がそれ以上に気になったのは、僕が訪れた後の2015年の話ですが。。
「箕面の滝」のテーブルだかに人間の頭蓋骨が2つ、滝を観るように置かれていたと言う事件ですね。。
何やらオカルティックな事件ですが、その後未解決なんですかね?
滝などは何処も心霊スポットとされこの「箕面の滝」もしかりですが。。
僕はここはそんな雰囲気には感じませんでしたし、観光客数などに影響は無いと想いますが、あまり聞いた例がない話で何ともビックリしましたね。。
どちらも「箕面の滝」を調べなければ聞いた事がない話だったのですが色々有るもんですね。。
そしてあと残っている写真はこの赤い実。。
なんだか高速を疾走してゴタゴタしてやっと辿り着いた地でしたから、トランス状態で自然物ばかり目に入ったんでしょうね。。
色々観逃して残念なところも有りましたが、自然公園ですから微妙に擦れながら醍醐味を味わえたのかも知れませんね。。
そして帰りには何より印象に残ったエレベーターを登って、ホテルの駐車場に戻りましたよ。
しかし今想えば、駐車料金とかどうしたんだか忘れましたね。。
払った覚えが無いんですけれど。。有料でしたらすいません。。
このエレベーターに関しては、最初にエレベーターに向かう空中の廊下を歩いた時が、一番ドキドキしたのを覚えていますよ。。
まるで宙の中のようでしたわ。
この後は滝などはここだけで、USJに行ったり道頓堀界隈で楽しく過ごしましたわ。。
渓谷から海まで近いと言う事で、埋立地のUSJ も近いものですな。。
しかし夜に道頓堀辺りを歩いたら、蟹の看板は当たり前に目にしたのですが、河豚の可愛くみえるマネキンみたいなのが沢山目につきまして。。
(ここは蟹だけじゃなく河豚を食べる処なんだ。。)
と想い、河豚を食べてしまったらえらく高くつきまして。。
参ってしまいましたわ。。
恐らく。。「袋田の滝」に行った時の水戸でのアンコウ鍋の次にくる高額な出費となりましたね。。
しかし今では良い想い出ですわ。。
帰りには予算オーバーで高速代をケチって帰るいつものパターンに陥りましたが。。
それすらも今では楽しい想い出です。
最後に。
この「箕面の滝」は滝そのものは其れなりの滝と言う感じですが。。
人々の憩いの場所として永く親しまれていると言う点では、100選滝の中でもトップと言える滝で有ると感想を持ちました。。
それはやはり、大阪と言う大都市の中心から電車なら30分前後、車なら20km前後くらいで着ける場所であると言う事が、最大の理由であるのかなと想います。。
流石に自然環境と言う事では数々の山奥に在る滝には敵いませんし、滝としても他にいくらでも良い滝は在るかと想われますが。。
考えれば100選の滝は半分くらいは同じようなものかと想ったりします。。
そうした中でこの「箕面の滝」は地域の沢山の人々が、犬の散歩やら、ウォーキングやら、体操やら、日常的に利用していると言う、真の意味での人々の支持が有るのかと想います。
そして人工物が多々有る中でありながらも、猿やら鴨やら動物達も悠然と存在し、沢山の昆虫や植物が生きている滝道は。。
ただの手付かずの自然環境と言う事では無く、人間との良質な共存的自然環境と言えるものかもしれません。
そう考えますと100選の選考における基本項目となり得ます、人々からの支持や自然環境と言うものを、満たしているのかもしれまないと愕然と想いました。。
そういった考えで、この「箕面の滝」が100選滝に選ばれるのに異議は有りません。
いずれにせよ、このような環境が都市の中心から直ぐに在る大阪と言う街は良いものですね。。
個人的な話をしますと、今まで大阪には4回遊びに行ってますが、その中でUSJは2回行きまして、海遊館も行きました。。
至って一般的かと想われるミーハースポットを軸にして訪れていましたね。。
残念なのは乗りたかったドン・キホーテの観覧車とナンバヒップスのフリーフォールが営業停止で乗れなかった事ですね。。
まあ。。通り過ぎたり掠めたりなら、何度も通ったと想うんですけれどね。。
そして今こうして書いてみて振り返りますと、滝は関係無く大阪と言う街は魅力的な街で有る事は当たり前ですが。。
僕はずっと東日本で生きて来たからか、日本の中で最も違う文化を強烈に感じる街となっています。。
でも僕は昔から阪神タイガースファンでありました。。
今は無きフェスティバルゲートの阪神タイガース優勝祈願神社 で祈らせて頂いた事もあります。。
ここのジェットコースターに乗れた事は貴重な想い出となっております。
そしてまた。。色々と観損ねていますので「箕面の滝」が在る箕面公園周辺にも行ければと想いますが。。
他にも行きたい場所が大阪には有りますので悩みどころですね。。
次に訪れましたら先ずはカップルが心配ですが。。
もう建築されてだいぶ経っていますが、世界の建造物20に選ばれました、梅田ビルの空中庭園に行きたいと想いますね。。
取り合えず何度訪れても足りないくらい深く魅力的な街だと想いますので、その時は宜しくお願いします。。
箕面市箕面公園
駐車場 大日駐車場 70台 繁忙期以外の平日無料 他は1日1000円
他は駅近なので有料色々
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